ちゃんしん

ジェシー・ジェームズの暗殺のちゃんしんのレビュー・感想・評価

3.0
演技力が試されてる…?

各々の俳優が追い詰められてしまった精神的な不安感を見事な演技力で表現してる。
ブラッド・ピットさんの仲間に対する疑心暗鬼の表情や試す時の仕草、裏切りの確信を持った時の切り替わりの目の表現力などはさすがだと言わざるを得ない。
その他の俳優陣も良い演技をしてると思う。
特にチャーリー役の個性派俳優サム・ロックウェルさんの演技はなかなかのもの。
いろんな作品で変わった存在の役柄を演じているけど、どれもこれも特異な存在感を出せるとても実力のある俳優だと思う。
とても好きな俳優さんだ。
ただ主人公のロブ役のケイシー・アフレックさんの表現力というか表情力の無さには少し残念感が残ってしまう。
20歳という若者という役柄から「はにかんだ」若者を貫いたのかもしれないがやはりまだまだもの足りない。
物語としては盛り上がらない話だけど、俳優陣の演技を見るのは楽しい作品。

金や悪で繋がる仲間は、所詮、信用できる関係ではない。
金が無くなれば裏切り、自分がヤバくなれば関係を切る…。
誰もが悪いことと自覚しながらやっているんだから、捕まる奴がマヌケなんだよという発想。
裏切り裏切られる世界が当たり前。
悪い奴の世界では何をしてでも勝つ奴が一番偉いんだから…。
俺みたいな人間は、そんな世界だと安心して生きていけない。
やっぱり真面目が一番。(笑)
ちゃんしん

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