頭の中でしか想像できなかったような、童話や物語を見事に視覚化する。
この映画は、何度見ても衝撃だ。
初めて見たときなんて、そのヴィジュアルの感動が強すぎて物語に入り込むことにすら時間がかかった。
ティム・バートン監督という映像作家は、間違いなく魔術師だと思う。
もう、既に見た目は魔法使いになりつつあるし…。
チョコ好きな少年が、世界的に有名なチョコレート工場への招待券を獲得し、摩訶不思議な世界に入り込むという物語。
決して、空想の世界の夢物語ではなく、空想と現実を織り交ぜて映像に仕上げているというのが、見ごたえがある。
現実の気持ち悪さや不条理さと、空想の気持ち悪さと不条理さを均等に描いてるなとつくずくと、感じさせられる
P.S.初めてこの映画を見たとき、ウィリー・ウォンカをジョニー・デップが演じていると思わなかった。
演技なのか、特殊メイクなのか、変わりようにびっくりしたのを覚えている…。