西島秀俊が殴られる姿が観たくて借りた。
内容は重くて、もっと純粋に狂気に似た映画愛があったのだけど、やっぱり、俺は西島秀俊ばかりに集中してしまう。性的な目で。
だって、殴られてる姿が本当にセクシーなのだもの。
かすれた声も、開かない左目も、血の混じった涎も、全部エロい。
あぁ、俺ってサイテー。
でも、ここからは真剣に書くけど、やっぱ俺にはわからない。
借金してまで、やりたいコトが無い。
生活を脅かす夢なんて持ったことがないから。
だから、あんなに映画を愛せない。
(映画でなかったとしても、きっとそう)
そして、俺は娯楽映画好き。
古い映画って魅かれないんだよなー。
でも、映画館に、しかも単館系の。に行きたいと思った。
殴られた後の小津監督のくだりが、可愛くて好き。
黒の大きめのシャツ姿が好き。
現代映画の中心俳優が、現代映画を罵倒するのって、どういう気持ちなんだろう。
でも、あの役は西島秀俊に合っていたと思う。
あの人、映画の為に死ねそうだもん。
やっぱり、狂気の似合う人だ。
狂気のような想いを抱えるのが似合う人だ。
好きかな。この作品は。