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荒野の処刑のSSDDのレビュー・感想・評価

荒野の処刑(1975年製作の映画)
3.3
■概要
詐欺師、娼婦、墓掘り人、アルコール中毒の男が同じ牢屋に入れらた。
その日の夜に町中で襲撃が起き、覆面を被った男達が虐殺を始めるが保安官は何もしなかった。
翌日の朝には4人を馬車を渡して街から追い出し、町の治安維持のためだという。
荒野に放り出された奇妙な組み合わせの4人は街を目指し出す。

■感想(ネタバレあり)
ルチオ・フルチ監督のマカロニウエスタン。
ガンマンが誰もいないのにバイオレンスなロードムービーのウエスタンともはや王道の外れ方もカオス。

グロテスクで野蛮と触れ込みがあったがフルチらしい皮剥ぎやら、カニバリやらと出てくるものの得意の内臓関係、脳みそ、ウジ虫、ネズミなどはいないため刺激は少ない。

不思議なロードムービーで道中で訪れる男だけの街や善人だけのキリスト教徒たちなど好意的な人間もいれば野蛮人はとことん野蛮。

死体と喋る男は何故逮捕されていたのか分からないが陽気だと思ってたらどんどん壊れるわ、詐欺師も初めは陽気でよく喋ってたのに中盤から言葉数少ない眼光が鋭い男に変わっていく。

流石フルチ監督だなと言わされるマカロニウエスタンでした。
フルチ産スプラッターホラーを何作かまだまだ観たいのですがポイント枯渇により、3/10の見放題配信までは我慢して他の作品を観たいと思います。

ここまでクロック、地獄の門、マーダロック、女の秘め事、荒野の処刑と観てきてやはりクロックが最も好きですね。
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