ショコラ

悲しみよこんにちはのショコラのレビュー・感想・評価

悲しみよこんにちは(1957年製作の映画)
4.0
17才の多感な少女・セシルの若さ故の過ち。

ジュリエット・グレコが歌う、気だるいテーマ曲に乗って回想される、ひと夏の出来事。

プレイボーイの父が、本気で愛した女性ヘの嫉妬が招く、残酷な結末。

セシルカットを世に知らしめたジーン・セバーグが、溌剌として、シニカルな一面を併せ持つヒロインを好演。

彼女ありきの作品。

悔やんでも悔やみきれない苦い想い出に、涙する姿が哀しい。

サガンの原作を裏切らない、見事な映画化。

パートカラーの映像がクール。
ショコラ

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