'20 8/12 ジャケ写掲載ありがとうございました。
ジーン・ネグレスコ監督による、【愛憎サスペンス】。
OPの華やかなバーの様子とJAZZがマッチ。
原題は、ロード・ハウス、オーナーのジェフティ(リチャード・ウィドマーク)の経営するボーリング場付きバーの名前だ。
邦題にある歌声とは、余興係の歌手として雇われたリリー(アイダ・ルピノ)の歌唱であるが、本筋とは繋がりは無く、歌も特別上手くはないので、しっくり来ない。
そのアイダ・ルピノの冒頭からの美脚とハスキー
ボイスと可憐さは際立つ。
経営を任せている親友で支配人のピート(コーネル・ワイルド)とリリーは距離を縮めてゆく…。
序盤では、ジャンルは確定しないが、主要三角関係及び、準キャラの位置付けは、明確だ。
ピートとリリーの駆け引きも簡潔に描かれている。
展開は、ありがちで容易に想像できるが、新展開のキッカケは、意外にも小さく後の展開へ繋げる雑さが気にかかった。
中盤辺りのリリー守る、大男との【格闘アクション】
は、撮り方もコーネルにも痺れた。
R・ウィドマークの悪役は初めて観たが、笑い方が憎たらしい、単なる【自分勝手の大勘違い野郎】を怪演していた。
撮影は、極力無駄省き、構図を考えているのが伺える。
ほぼ室内劇で陰影、特に後半は冴えていて、クライマックスの霧もムーディ。
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ただ、あまり好みでは無い上に、何か既視感あるシチュエーションだった(作品名とどちらが元祖かは不明)。