三隅炎雄

エミリー・チュウの 吸血奇伝の三隅炎雄のレビュー・感想・評価

2.4
吸血鬼による連続殺人事件を追いかけるおデブ新聞記者ケント・チェンの活躍を描く。エミリー・チュウは吸血鬼の目撃者で、途中からケント・チェンと恋人関係に。新聞社の上司ウー・マ。取材に協力する車上荒らしキース・クワン。
笑いは控えめ。ホラー的にこれといった新味面白味はないが、廃墟のロケセットは雰囲気が出ている。吸血鬼はゾンビ風外見、首を切られても元気で、木杭でやっと死ぬ。事件解決後も報道を潰しにかかる高圧的な刑事が爽快感を削ぐが、そこを敢えて描く姿勢に政治が見える。
三隅炎雄

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