あっかんべー

バイオレンス・レイクのあっかんべーのレビュー・感想・評価

バイオレンス・レイク(2008年製作の映画)
4.2
「ジェニー逃げろ!」

救いのない鬱映画。
まずクソガキとバカな大人を用意する。
次に排他的な田舎を用意する。
最後に皆がモヤッとする要素をふんだんに詰め込んだらこの映画のでき上がり。
わざわざ不快という感情を憶えたい人には超絶オススメ。

この残虐性を非人道的だと非難する前に現実でもこのような事件が起こっていると知る必要がある。日本で起きた浅瀬のコンクリ事件と重なるところがあると思ったのは自分だけではないはず。

着火すると案外大人よりもクソガキの方が加減や限度を知らないから手が付けられなくなるのかもしれない。こういうのを観るとつくづく日本に少年法はいらないなと思う。

フィルマの評価は低いけどなかなか楽しめた。バカから学べることもあるんだと、そう思わせてくれる良作。
あっかんべー

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