想像以上に面白かった！
おフランス産、脱獄系魔術ホラー。
こんな警備ゆるゆるの監獄、わざわざ魔術使わなくても脱獄できるじゃん！っとツッコんで見てはいけません。
というか、私がこういうツッコミ待ちの映画好きなんですかね？
かなり楽しかったです。
まず、同室４人の囚人が皆個性的。
豚小屋で育ったパケレットは妹だろうと虫だろうとなんでも食べてしまう。指を切ってまで医務室へ行こうとする変態っぷり。
その彼を好きなマルキュスはでかい胸を持つオカマ。筋トレして脱獄を夢見る。
無口な博学オヤジのラサール。
そして、息子命の主人公カレル。
あまりネタバレしない方が楽しめると思うのでこれ以上は書きませんが…ヒントは『本』です。
ダークグリーンの汚い画面、カサカサ這う虫は不気味でGOOD！
先の読めない展開は大好物！
あと、魔術と書きましたが、そこまでファンタジーな映画ではありません。フェイク感がない分、これがまた怖いのです。^ ^
閉塞感がたまらん。オチも好き。
