スギノイチ

君よ憤怒の河を渉れのスギノイチのレビュー・感想・評価

君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)
2.5
社会派の皮をかぶったギャグ映画。

淡々とした展開、へぼい特撮、TPOというものを微塵もわきまえない音楽。
新宿を疾走する馬、堂々たる着ぐるみ感を放つ熊、突如のセスナ操縦、キチガイ病院…タガが外れた演出が続く。
150分もあるのに終始無茶苦茶な展開が続き、収拾がつく様子が無い。
終盤で高倉健がおかしくなってからは、「このまま『野性の証明』へ続くんじゃないか?」と心配になった。
中でも着ぐるみ熊のガッカリぶりは凄い。
『けんか空手 極真無頼拳』のアイツと同一個体なのでは?と疑ってしまう。
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