三四郎

喧嘩太郎の三四郎のレビュー・感想・評価

喧嘩太郎(1960年製作の映画)
3.0
石原裕次郎と芦川いづみのコンビは、安心して見てられる。
仕事って、ストレス溜まるよなぁ…。今、会社員の辛さがよくわかる。
喧嘩する前に「お母さん、お母さん」と唱える裕次郎。
でも、結局いつも唱えた後に喧嘩しちゃってる笑
マリリン・モンローばりのスカート吹き上げシーンは、芦川いづみ故になんとも爽やか。

商社、政治家、戦争の賠償金、学生運動、当時のエネルギー、権力への反抗が伝わってくる。
大人(年寄り)がした戦争の賠償金として使われているのは、戦時中は子供だった若者たちが今日、汗水垂らして働き納めた税金だ!と言う裕次郎。
この私の解釈が違ったらいけないが、なんだか考えさせられた。
何事も、後の世代が負担することになるのだ。子孫へ輝かしい未来を遺す為に私たちは過ちを犯してはいけない。内村鑑三の『後世への最大遺物』をふと思い出した。
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