天才だけどマッドな外科医が、頭だけになった恋人に身体を与えようとする話。
DVDのパッケージでようやくわかったけど、あの頭巾は黄色だし、液体は青色なのね。医学っぽい話だったから、てっきり白布に赤い液体だと思ってたわ。
話の本筋は上記の通りなんだけど、じゃあなんで恋人は頭だけになったのよ、って言うと、元々外科医はこっそり人体移植の研究をしていて、その過程で生み出されたバケモノを恋人に見せようと、ふたりで研究所のある別荘に向かってたところでした。ところがその途中で事故にあってしまい、外科医は車から放り出されて一命をとりとめたけど、恋人は燃えさかる車の中で「なぜか」首チョンパしてた、ってわけですね。
臓器移植じゃなくて、手足をそのまま繋ぎ合わせる研究の時点でどうかと思うけど、恋人にせがまれたからってバケモノを見せてあげよう、ってなる思考回路が完全にやべーひとのそれですね。
しかし研究の成果は一応あったようで、恋人ですら「別々のひとをくっつけると拒絶反応が起こって失敗する」ってのを知ってたわけなんですが、そこをなんとかしてしまう薬を発明した、というのがこの外科医の(いい意味で)とんでもないところだったりします。
頭だけなのにどうやって話してるのか、は謎なところだし、なんか超能力に目覚めた? みたいな感じもあったけど、実際はそうでもなかったり。
死なせて……死なせて……って願うのが何ともかわいそう。
観た日:2022/12/7