ランボーでありたい

デッドロック IIのランボーでありたいのネタバレレビュー・内容・結末

デッドロック II(2006年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

MMAのガチンコファイト、師匠と修行、最強の敵、よくわからない回転蹴り。いろいろ楽しい監獄アクション。監督はアイザック・フロレンティーン。

嵌められてロシアの小汚い刑務所に収監される事になった元ボクシング世界チャンプ”アイスマン”。この地獄から出る唯一の手段は闇格闘試合で34戦無敗の男、ユーリ・ボイカと戦う事。

「デッド・ロック」の続編。闘魂伝承方式採用で今作の主役は前作でボコられた側のアイスマン。名残惜しいですがウェズとはさようなら。番長に渇を入れられたらやっぱ人は変わるようで今度の”アイスマン”は一味違う。軽く落ちぶれちゃって海外で出稼ぎとかやってるがまだまだ動けるし人間性はバッチリ成長!義理人情に熱くなかなかのモラリストに変貌を遂げていた。良いヤツになったじゃんか!!演者はヴィング・レイムスからマイケル・ジェイ・ホワイトに交代。説得力という意味ではこれで大正解である。対するライバルの最強ロシアン囚人を演じるのは人気者スコット・アドキンス。彼の華麗な足技が今作の最大の見所。

フロレンティーン作品のアクションはどれも殺陣感も満載。(ヒーロー戦隊ものの手癖が抜けていないというべきか。ダサいとカッコいいの境界線を常に行き来している、そんな印象。)ただ動き一つ一つが並のスタントじゃあ決して真似出来ない突飛なものだからなんだかんだで許せちゃう。修羅の国の人々の動きはサーカスを見る面白さと同じ。ビックリしながら見惚れる。

2作目で覚醒。ウォルター・ヒルにゃ悪いが1の10倍面白い。いいかげん3のソフトを!!

DVDで再見