この映画はネタバレに配慮する必要はありません。一応ストーリーらしきものはありますが、それがバレたところで支障は無いと思います。
まぁマトモなのは最初だけでした。それでも阿鼻叫喚の地獄絵図。大勢のエキストラの皆さんが全力で阿鼻叫喚しているので、凄くわざとらしいです。
その後はひたすらおキチです。ここでも登場人物の皆さんは全力でおキチしているので、凄くわざとらしいです。失笑ものです。
音楽もへんてこです。監督さん若かったんですね。
プロイセン軍がポーランドに侵入した 1793 年 1 月が舞台だそうです。DVDの表紙にそう書いているらしいですが、ワイは動画配信で観たのでわかりません。
でも劇中の台詞で「王が国の分断(分割?)を認めた」とか言ってましたから、第二次ポーランド分割の頃と考えれば辻褄は合います。
最初と最後を観れば、主人公ヤクプ(Jakub:ヤコブのスラヴ語版)はまんまと悪魔にしてやられたということですね(?)。恩を売って信頼させて狂わせて・・・。結局、守旧派にお望みの物を手に入れられてしまいました。
よい仕事をやり終えた悪魔も、ハメを外して(と言うかハメようとして)返り討ちにされます。全編おキチのわりには微笑ましいラストでした。