りん

キャタピラーのりんのネタバレレビュー・内容・結末

キャタピラー(2010年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

国のために戦争に行き、両手両足を失い、耳も聞こえず、しゃべる事さえも出来なくなった夫が帰ってきた。
それはまるでイモムシのようだった。

そんな姿になった夫を国は軍神と崇めた。
嫁はそんな夫の姿を見て愕然とするが、
そんな夫を支える事もお国のためだと言われ仕方なく面倒をみる。

夫は食べる事しか出来ず、
畑からクタクタになって帰ってきたら、
体の動かせない夫の糞尿の世話をして、
食事を食べさせ、体まで求めてくる。 
もともと横暴な夫だったせいもあり、 
妻は外に出たがらない夫を連れ出し、
見せ物とする事で、自分の妻としての評価も上げて、夫に仕返しをしていた。

夫は戦地で女を犯し殺したトラウマに悩み、悪夢を見るようになり、
ラストは自死してしまう。

今の時代では考えられない。
戦争ってものを考えさせられる。
りん

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