床ずれ

この庭に死すの床ずれのレビュー・感想・評価

この庭に死す(1956年製作の映画)
4.0
冒頭、暴動が起きているのにもかかわらず全体的に静かなトーンで、全編通してみんなから熱量が全く感じられないのはブニュエルらしい。
密林のシーンなど、かなり絶望的な状況に追い込まれているのに、あまり悲壮感なく即物的に描かれているのは、あくまで監督の無神論ゆえか。
ヘビの屍骸に蝟集する大量の蟻、密林に突如現れる飛行機の残骸、大衆向け映画の中にもちゃんとシュール要素を入れてくる。
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