にっきい

サンゲリア2のにっきいのネタバレレビュー・内容・結末

サンゲリア2(1988年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

夜はエログロナンセンスをネタバレで。
夜にっきい始めました。

ホラープレデター部11月課題"ゾンビ"その㉕

屍体蘇生実験をしてる研究者。
頭にDeath1と言う薬を注射すると…、暴れ出す屍体!?
でもそのままドロドロと溶けてしまう…。
頭に注射とは斬新な!(笑)

邦題は『サンゲリア2』だけど原題は『ZOMBIE 3』?
1979年のアンドレア・ビアンキ監督の『ZOMBIE 3』を見たかったけど、手に入らなかったのでこのフルチ爺さんのを見る事にしたんですが…、そもそも正式な『ZOMBIE 2』なんて無いのに、なんで『3』がいっぱい?(笑)
もちろん『サンゲリア』の続編でも『ゾンビ』の続編でもありません!(笑)
因みに『サンゲリア』の原題は『ZOMBIE 2』なんですけどね(笑)

東南アジアを舞台に屍体蘇生薬"Death1"に汚染された動物たちを媒介にして、ゾンビが増えていく感染パニックホラー。

コレのヒロイン、そこそこ美人。
でもエロは無い…。
そして今作のゾンビさん、ビックリするくらい元気!
人間襲うのにナタみたいなのめっちゃ振り回してやって来る!(笑)

ケロイド状の皮膚から緑や赤の体液垂れ流しで充分汚いゾンビだけど、フルチ爺さんのゾンビの汚さはこんなもんやない!(笑)
腐ってるは蛆湧いてるは、臭ってきそう(笑)
そんな調子でグロさも大した事ないし、『サンゲリア』で眼球串刺しや、海底でゾンビとサメが闘う驚異のシーンを撮ったフルチ爺さんらしくないと思ったら、クランクイン直前にぶっ倒れて、知らんおっさんがでっち上げたバッタもんのバッタもん状態。
そらおもん無いハズや…。

最初のゾンビめっちゃ元気にナタぶんぶん振り回してたのに、その後出てくるヤツらはカクカクした動きの典型的なゾンビ。

今回見たのはイタリア語版なんだけど、多分元々は英語版なのをイタリア語吹替にしてる。
口とセリフ全然合ってない。
しかもめっちゃ早口。
イタリア映画やのになんでイタリア語吹替?(笑)

バラバラの場所で襲われた人々が逃げているうちに徐々に合流していくんだけど、基本"襲われる"→"逃げる"→"襲われる"…の繰り返しなので、かなり退屈…。
ゾンビに齧られて感染する以外に、ゾンビ化した人の屍体を焼却したまさに死の灰からも感染するって、ゾンビが空気感染とかもう防ぎよう無いやん…。

軍は事件を隠蔽するために感染者、非感染者の区別無く皆殺し作戦を展開。
生き残ったヒロインと男性がヘリコプターで逃げているとラジオからは、ゾンビになったDJがゾンビに向けて放送をしてるのが聴こえてくる、で終わり。

今作や、この前見た『ゾンビ'99』に比べたら、フルチ爺さんの映画が大傑作に思える(笑)
ストーリーなんて無く、エロもグロも無い、拷問?催眠術?みたいな映画でした。
にっきい

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