クリムゾンキング

悪魔の棲む森のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔の棲む森(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

日光アレルギーの主人公は静養のため日照時間の少ない田舎の村に母親と引っ越してくる。
初日から「オメー都会から来たからって気取ってんじゃねーぞ?」と男子たちに目をつけられるけど美人な女子に話しかけられてウッキウキ。
だけど周りに生い茂る森の奥深くには得体の知れない「ヤツ」が潜んでいた。

ジャケットみたいなおねぃさんが襲われるシーンはない。
大体おっさんかイキったガキがターゲット。

残虐描写的には多くなく、あっても尖った木の枝で脚を刺し貫いたり、野生動物用の罠にかかって外そうとする時に痛そうなシーンがあるくらい。

だけど雰囲気がとても良く、昼でもなお薄暗い森の中に「カサ、カサ、、」と不明瞭な影が横切ったり、古い家屋の中をソイツが徘徊する場面などはなかなかの恐怖。

結局UMAでもなんでもなく、前の住人の妻に管理人が手を出して殺してしまった挙句、一家の娘を地下に軟禁してたけど脱走して野生児になった、というオチなのだけど、村の閉鎖感といいなかなかいい感じなので、ジャケットみたいなハズレ映画、とか思ってみると意外にとっても面白い作品だった。