峰不純子

アリス・スウィート・アリスの峰不純子のレビュー・感想・評価

3.1
スラッシャー映画のはしりの77年作品。

可愛がられてばかりいる妹を、いつも虐めている12歳の少女アリス。
ある時教会で妹が何者かに殺されてしまい、その疑いがアリスにかけられるが、さらに周辺では殺傷事件が相次ぐ。犯人はアリスなのか、はたまた別の誰かなのか⁉︎

あまり期待もしていなかったのですが、意外に楽しめましたw
アリスが太々しくて全然可愛いと思えませんでしたが実年齢は19歳だったみたいですね。

ジャーロの様な強引で辻褄の適当な展開なのかと思ったら、後半判明する真犯人に動機もしっかりあって、その人間性もちゃんと描かれていたのが驚きましたw

冒頭は雑なカット編集だなぁーと思っていたのですが、真犯人が判明するシーン、特に高所から人が落ちる所を鏡に写しながら落ちた時にゴロンと人が画面にインするカットなど、印象的なシーンがいくつかあったのが良かったです。

黄色いレインコートや半透明の仮面、物凄いデブ男にやたら叫び声のうるさいオバさん、生ゴキにいかにも怪しげな人形など、アイテムも印象的でした。

ラストの意味するところは…何でしょう?
峰不純子

峰不純子