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北爆 ホーチミン・ルート 〜ベトナム黙示録〜のmhのレビュー・感想・評価

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ソビエト・ベトナム合作のスタンダードサイズ(というよりテレビ映画?)の作品。レンフィルムもモスフィルムも関わってないのでクオリティは推して知るべし。画面には全編にわたって黒い縁取りがあり、それが斜めに傾いているという不思議な仕様。
・アメリカがベトナムで行っている残虐行為の数々。(グロゴアはなし)
・ソ連で土木を学んだベトナム人は船で帰国。
・ホーチミン・ルート(南北ベトナムをつなぐ道。主に北ベトナムから南ベトナムで戦っているベトコンへの補給路)をたどるジェーン・フォンダがモデルのアメリカ人女性が、各地で目撃するベトナムの現状。
このあたりがまぜこぜになったストーリー。
もっとヒャッハーさせてもいいのに、虐殺やってる米兵たちの行動は控えめ。子どもたちが悲しげな顔してるカットがなければ、普通の戦争行為とも受け取れる。
「地獄の黙示録 (1979年)」「ランボー (1982年)」など大ヒットしたり、賞レースで評価されるベトナム戦争の映画が増えてきたため、慌てたソビエト共産党が作らせたプロパガンダ映画だったんじゃないかと推測する。
反戦活動で有名だったジェーン・フォンダがモデルのアメリカ人女性もなんかへんにしょぼくて、キャスティングどうにかならなかったのだろうかと思いながら、彼女の演説→ベトナムのフォークソングを聞いてエンド。
Filmarksは極端に星が少ないけど、これは妥当。
北ベトナム視点のベトナム戦争映画という
点が珍しい以外に、見るべきとこは少なかった。
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