【ラノベ風味の治験ホラー】
治験によって被験者が異形に変化するクローネンバーグ監督の「ザ・フライ(1986)」的な展開と特殊メイクを期待して鑑賞したのですが、予想と違う方向のオチでした。
集合体恐怖症なので大量の虫のカットはキツかったです。
しかし腐った動物にたかるウジ虫の特撮などは素敵でした。
主演のキャスト2人もイケメンです。
色々なホラー要素が詰め込まれていましたし、シナリオや美術もしっかり作られてるなと思いましたが過剰なグロゴアやぶっ飛んだ展開などが無く、おりこうさんで模範的なホラーに収まっていたのが物足りなかったです。
折角の治験ものなのだからもっとアップで皮膚に注射の針を刺すカットを沢山入れて欲しかったです。
クローネンバーグの息子さんの仕事ぶりを見習って頂きたいです(上から目線)
笑える場面の無いホラーが苦手なのかもです。