このレビューはネタバレを含みます
愛し合う夫サムと妻ヘンリエッタ、サムに惹かれる女中ミリー、ヘンリエッタに惹かれるチャールズの四角関係の話。
サムはヘンリエッタが犯した殺人の罪をかぶって服役していたが、現在は成功して地主になっている。
ミリーは邪魔なヘンリエッタに少しずつ毒を盛り、チャールズはヘンリエッタを原因不明の衰弱から救おうとする。
サムがチャールズを誤射して負傷させる事件が起こる。
ヘンリエッタは、サムが再犯のため重罪になることを恐れ、過去の殺人の犯人は自分だと告白する。
サムがヘンリエッタの告白は虚偽であると偽りの証言をするが、それによってサム自身には重罪が予告される。
するとチャールズも誤射したのは自分自身だと偽りの証言をして、サムは解放される。チャールズはヘンリエッタを失い、去る。
サムとチャールズは両方ともヘンリエッタのために偽りの証言をしている。
夕暮れの窓ガラス、チャールズが反対側を上着で覆うことで鏡のようになり、ヘンリエッタの顔を反射させる場面が面白い。