第二次世界大戦時のドイツ、強制収容所の近くに引っ越した軍人の息子とユダヤ人の少年との哀しい友情を描いた戦争ドラマ。
戦争の不条理、ユダヤ人迫害の惨さを、痛ましい映像ではなく少年同士の瑞々しい友情を通して伝える。
ブルーノとシュムールの温かい友情は優しくも切なく、ブルーノの目を通して語られる戦争の姿には心を揺さぶられる。
衝撃的な最後には言葉を失う。
最後まで意味がわかりきっていないブルーノの姿と、ラストの暗闇が心に重くのしかかる。
主演の少年2人の演技は素晴らしいし、ヴェラ•ファーミガの演技も印象的。
ジェームズ•ホーナーの音楽は優しく哀しい。