ゆうと

縞模様のパジャマの少年のゆうとのネタバレレビュー・内容・結末

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

父と母と姉、その3人やそ周りの人たちから状況が説明なしに伝わってくる。
当時は社会として当たり前のことかもしれないが、間違いなく異常な世界である。
だからこそ、その3人の中に迷いを持っていない人はいなかった。
そして、親しい人が関わってくると異常性に気付き出したり、反発したりする。
その流れがいろんな方向から見てとれて、とても自然だった。
シュムールとパベルにはとても引き込まれた。

ラストシーンで、お父さんに助けられてブルーノだけ生き残り、ブルーノは全てを知り、絶望するという風になるのだろうと思っていた。
しかしブルーノにとっては、その後重荷を背負わずに済むのだから、あくまで俺の想像よりかは、良いエンディングだったんじゃないだろうか。

そりゃどんな形であれ生きてた方が幸せに決まっているかもしれないが、そう思ってしまうほど、救われない友情だった。
ゆうと

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