たるとたたん

縞模様のパジャマの少年のたるとたたんのレビュー・感想・評価

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)
5.0
子どもだからこそ、大人の異様な空気に敏感で、影響されやすい。
大人はそんな雰囲気に呑まれやすい。

ブルーノの残酷な無邪気さと、シュムールの純粋さ、そして奥さんの正常さが、この異常な時代を浮き彫りにする。

「おかしい、間違ってる。」って思うことにフタをしたら、人を人として扱えなくなったら、残るのは残虐さだけ。

自分だって、その場に置かれたらどうなるか分からない。
ほんと人間ってどうかしてる。

衝撃のラストには、言葉も出ない…
たるとたたん

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