縞模様のパジャマの少年のあんかけのネタバレレビュー・内容・結末

エイサバターフィールドくんの映画を見ている中で、どうしても見る自信がなかったこの映画。
レビューをたくさん見て心をならしてからじゃないと見れなかったので、なんとなくラストは想像がつく上で見ました。
その分ダメージは少なかったのですが、初見で見るからこそ重く響くものがあるのでそこだけは後悔しています。

少年という何の固定概念にも囚われていない視点で進むからこそストレートにささるものがありました。
なかでもパブロがブルーノを手当てするシーンが一番心に残りました。
パブロ表情が全てを物語っていて忘れられません。
そのシーンで母親がためらいながらもお礼を言ったところもすごく印象に残っています。
母やブルーノを除く人たちの、ユダヤ人に対する態度の豹変さは見ていて心が痛かったです。
逆に母やブルーノを見て当時の環境下でも自分と同じ人間なんだなと思いました。
登場人物それぞれの立ち位置や対比がとても良かったです。
世界史でこれから世界大戦に入っていくのでその前に見ることができてよかったです。考えさせられる映画でした。
気になっている方は一度見ることをお勧めします。