このレビューはネタバレを含みます
長い人類の歴史の中で、殺し合いが真っ当な外交ツールだった99%の時代に生まれなかったことが1つ目の奇跡。
そして今、なんの不自由もなく毎日を過ごせていることが2つ目の奇跡。
とはいえ、
世界を見れば戦争なんて全然終わってない。
でもどうすれば終わるのかも分からない。
自分にできることがあるとすれば、
子供に戦争を伝え繋げること?
この映画を作品として捉えたくない自分がいる。
親が死んだかのか生きているのかも分からぬまま、今日が自分の命日になるとは知らずに朝起きた人もいれば、今日が自分の命日になると知っていながら朝起きた人。数えきれない人が人生を謳歌することなく亡くなった。本当に恐ろしい。
これはフィクションだけどフィクションじゃない。そう思いました。
この2人の8歳の命が、改めてその他の全ての戦没者に思いを馳せるきっかけになった。
現実はもっともっと残酷だったはず。
もう書くことないわ…