相変わらずインフルで布団から出れない日々を送っており、タミフルを飲みつつディズニープラスを徘徊していたところ、サムネイル画像のあまりに可愛いジョディ・フォスターに引き寄せられてしまった。
いや〜、これは惜しい映画ですね……
設定だけ見れば面白くなりそうな気もするし、実際「なるほどね」と思う部分もあるが、全体的に無駄なシーンが多くて乗れなかった。
まず、冒頭いくつかの時系列がバラバラな順番で見せられ、時系列バラバラ編集の映画だ!と思ったら冒頭だけでそれ以降ずっと普通の時系列で話が進む。
こういう、何がしたかったの?みたいなシーンが多い。
斜めの席の映画見てる乗客とかうるさい子連れの客とか、なんか意味ありげに登場する割に何も起こらない。中東系の客をテロリスト扱いするくだりがあったが、あれも特に回収されない(普通に胸糞悪い)。
スイートクラスのラウンジ?バー?みたいな部分も何度も映るので何が起きるのかと思ったら、そこでも特に何も起きない。
結局映画のほとんどが取り乱したジョディ・フォスターが乗客をかき分けて子供を探して走り回るだけで、やたら長く感じた。
(しかもこの走るスピードがかなり早い笑
躍動感はあるけど、いやもっとゆっくり探せよと思ってしまう)
飛行機のセットは最新鋭の機体という設定もあり格好良かったが、折角の広くて色んな部屋がある機体に様々な人が乗り合わせている、という設定が無駄になっている気がした。
他にも細かいが、こんな厄介な客を自分の席(乗客のど真ん中)に戻す?とか、シートベルト着用サインが消えたからってみんな一斉に立ちすぎでは?とかツッコミどころが多い。
後半まで話の全貌が見えてこず、あんまり面白くないけど先が見えないという意味では一応ちゃんとミステリーではあるな〜、ここから真相が少しずつ明かされて行くのかな……!
とワクワクし始めたところで突然犯人が現れて小声の早口で全部説明して来て、あまりの酷さに笑ってしまった。ここまでの小難しい雰囲気が一気にバカバカしくなった。
事件解決後もアッサリしすぎ。まずなんで他の乗客と同じ部屋で待たされてんだジョディ・フォスターは。さっきまでテロリスト扱いされてたのに。。
そして先に降りてたはずの乗客たちがみんな状況を把握してるのも謎。説明会でも開いたのか?
あと、娘が第1なのは分かるけど、夫の死の真相を知ってなお特にそこに言及しない主人公にはかなり違和感。最後までモヤモヤが残った。