ろーぜす

ル・アーヴルの靴みがきのろーぜすのレビュー・感想・評価

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)
3.8
フィンランド映画ですが舞台はフランスです
ジャケットのタイトルの字体と写真になんかほのぼの感を感じますが
結構考えさせられる映画でもあります
でもそんなに重たいストーリーではないかな
観方によってはコミカルかも
これは観た方がどう感じるかですが

今年のフランスの大統領選でも極右政党との決戦投票になるまで問題になりました
フランスが昔からずっと抱えている問題ですね
でもこれはフランスに限らずヨーロッパ全体の問題かな
ただ今は移民排斥傾向にあるような

EUでは移民、難民を拒否できないのが基本的な決まりです。
例外はあるようなのでたぶんこの映画でのアフリカの人々の入国の方法はダメだったんじゃないかなと思います

そして特にイギリスは社会保障が手厚いから、移民、難民の人々にとって望ましい国だった
イギリスのEU離脱の背景にはその事がすべてではないですが
1つの要因になったと思います
まだまだ私は勉強不足なのであまり偉そうに言えませんが

で、映画の話に戻ります
この映画は入院したマルセルの妻の話とアフリカからやって来た少年の話が同時平行で進んでいきます
かなり少年が危なっかしい、観てると警察に見つかるんじゃないかとヒヤヒヤさせてくれます
やたら勝手に外に出て行きます
何度見つかるよーと思ったことか
そしてマルセルの妻にも問題が・・・・

でも結構観てるとニヤリとさせられるシーンもあります
時々警察はどっちの味方なんだと思う時が・・・
特に警視は(笑)
マルセルの知り合いもなかなかユーモラスな人々です

そんなマルセルに起こる2つの奇跡のストーリーかな
まさに人情映画って感じです

いい映画でした
ちょっと上手く感想が書けなかったかな
まとまりがないような
すいません
でもほんといい映画なので興味ある方は
ぜひ観ていただきたいです
90分ちょっとと短いストーリーです

日本にもいつかこの問題がやってくるかもしれません
その時の為に国民一人一人が考えておく必要があるかもしれませんね
ろーぜす

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