ル・アーヴルの靴みがきの作品情報・感想・評価

「ル・アーヴルの靴みがき」に投稿された感想・評価

mmmman

mmmmanの感想・評価

4.5
強面で硬い表情に比例してみんな優しい。

人間としてかっこよさを感じる。

ここまで無駄のない愛と奇跡の映画は久しぶりに見た。
ゲル

ゲルの感想・評価

3.5
全体的にくすんだ色味で落ち着きがある。
街並みやインテリアがごちゃごちゃしておらず、すっきりとお洒落。
北欧好きにおすすめ。
ファッションも素敵。
フランス映画色が強く、とても静かなので中盤眠くなってしまったが、人の優しさに触れられる良作。
日本人の思いやりなどとはどこか異なる、欧州の人々の表面上はあっさり見えても背中を押してくれるような優しさや強さを描いた点では、『希望のかなた』と通じるものがある。
YOU

YOUの感想・評価

4.0
大好きなアキ・カウリスマキ監督。
一貫して底に流れているのは「諦観」だ。
「悟り」と言うほどではない。
欲望や執着から距離を置いて
優しい何かに身を委ねている感じ。
多分それは心地いいのだ。
情けないが、人はいい。
そんな市井の人々を温かく描いている

考えや立場が違う人を「嫌う」必要はない。
そんな煩悩にエネルギーを使うのは勿体ない。
適度に距離を置くことが
相手にも自分にも、結果優しくなる。
難民キャンプで一緒にカレーを食べる
シーンがいい

「若い二人が愛し合うのはすてきでしょ?
運命だもの
なぜ周囲が善悪を決めつけるの?」

外国の映画監督に日本びいきは多い。
小津や黒澤、溝口など先人たちの
おかげだろう。
日本好きなカウリスマキ監督らしく
ラストは桜だ。
日本人としてこんな光栄なことはない
ピナコ

ピナコの感想・評価

3.8
その名はライカ
散歩が好きなご主人様大好きな優しいわんこ
犬映画通算 パート95

フランス港町ル・アーブルに靴磨きのご主人様と優しい奥様と住んでいました。
奥様は病気で入院をしました。
もしかしたらもう家には戻れないかも…

難民の黒人の男の子を皆で助ける話。

現代の話のようでノスタルジー。
用意した小物が優しく映画を包む。
時々静止画のように全く動いてないシーンがあるw
カウリスマキ的です。

主人公を取り巻く人たちはお世辞を言うわけでもなくうわべの優しさでなく普通に暮らしている。
なのにじわじわ優しさが滲んでくる
いいですね。

ラストは人として良い事をしたので神様は見ているってことなのかな😊


アクターのインタヴューあり
テイクは1回だけなんですって😳
監督の方向性は
"無限の希望"と"深い絶望"ですと。
みんと

みんとの感想・評価

4.0
独特のテンポと雰囲気でじわじわくる作品だった。

青を基調としたハイセンスな映像や計算し尽くされた構図、流れる音楽。その徹底した拘りぶりは小道具にまで及びそのチョイスは決して現代的ではなくノスタルジー溢れるお洒落っぷり。
中でも意表を突かれたのはパイナップル。シュールなのかアレレ?なのか際どいところを付いてきて思わずクスッと、、、

また難民問題や労働者階級の厳しい現実と言った政治的テーマをベースにしながらも、決してそれを悲観的に描く訳では無くむしろ寓話的にハッピーエンドを突き詰めるあたりにとても温かみを感じた。
非現実的でありながら説得力すら感じるくらい。

総じて出演者の“引きの演技”が素晴らしく、演技と素の狭間での力の抜け具合が絶妙で素晴らしかった。

雰囲気に特化した作品の様でいてそうとも思えない表面的なゆるさの裏のメッセージを強く感じられ、何より詩的且つ幻想的な世界観が堪らなく好き。
miz

mizの感想・評価

3.5
話の明瞭な繋がりや、登場人物の細やかな感情の動きを描き切っていないのに、何故か最後まで見ずにはいられなくなるのが不思議だった。矛盾点や詳細を考えさせられる前に、画面から伝わる空気感や、街並みや人の独特な切り取り方に惹かれてしまい、何となく見入ってしまう。
映画に関する知識はないのですが、斬新でとても印象深い映画だと思いました。この物語設定で作品として完結してしまう、映像としての強度に、とても惹かれました。
STARLET

STARLETの感想・評価

-
優しいレビューが多数あり、この作品の登場人物達と同じような人々が、まだまだ沢山いるのだと確認出来て、なんだか暖かい気持ちになりました。

映画冒頭の、いい感じの風景の所で「LAIKA(出演している犬の名前)」が、堂々と単独でクレジットされ、そこからもう笑顔にされてしまうという、とても素敵な作品です。

正確には覚えていませんが、子どもの頃に本で読んだ言葉の中に「不思議でしょう。最も持たない人の方が、最も多くを所有する人よりも、困っている人のために何かをすることが出来る。それが真実です。」というようなものがありましたが、この作品は、まさにそういうことを描いたものでした。

ただ、個人的にはタバコのポイ捨てだけはちょっとね。それが無ければ「アキ・カウリスマキじゃない」と思えるか、「傑作だったのに」と思うか。
灵

灵の感想・評価

5.0
希望のかなたが超よかったから観たんだけどあれ以上にハラハラしたぶん最後に押し寄せる感動もでかかった…

わたしはフランス語の響きが大好きなのでこんな美しい映画がずっとフランス語で満たされてるのサイコーだった 耳がかわいいいぬもおるし

直立不動無表情の人間に感情を物語らせるのがうますぎる

善い人に奇跡が訪れるという正しいことをあたたかく美しく描く監督に出会えてよかったなと改めて思った
役者のインタビューのキリスト的移民の少年が現れることにより街に優しさが訪れる、という解釈もすごくよかった 是非ボーナストラック見て欲しい
フランスの北西部にある港町を舞台に、毎日を必死に生きる庶民たちの生活を描くと同時にヨーロッパとは切っても切れない関係にある難民問題についても問い掛ける。
2011年
あのこ

あのこの感想・評価

3.8
ラストは都合良いなと思ってしまった。貧しく古ぼけた街だけど人情がそこにはあって、人の優しさがじんわりと心に染みる。色んな形で出てくるお花が印象的だし、貧しいけどこの夫婦の関係性が素敵。淡々としていてどこが良かったかと聞かれるとうーんって感じだけど、間が独特でその間が愛おしい。外は青く冷たい。だが一つ一つ光が灯っていて、そこには優しさがある。くすんだ青色。
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