ル・アーヴルの靴みがきの作品情報・感想・評価

「ル・アーヴルの靴みがき」に投稿された感想・評価

akekokko

akekokkoの感想・評価

4.1
良かった~♪もう、ハラハラドキドキの連続!移民問題がテーマで移民を何とか助けようとする周りの人達を見てると【海と大陸】を思い出しました。

モネ警視役が【キリマンジャロの雪】でミシェル役をやっていたジャン=ピエール・ダルッサンだったとは帽子を取るまで気付かなかったです。

フランス北端にカレーって名前の地域があるとはこれまた知りませんでした。

主人公のマルセルをはじめ、この町には心暖まる人達がたくさんいて、特にパン屋さんのおばさんのキャラが好き。妻と喧嘩中だったリトル・ボブが仲直りするシーンも良かった。脇役?のライカ(犬)も名演技してたな。このわんちゃん監督の犬らしく、時々映画出演してるらしい(笑)

後、移民役のイドリッサの目だけで全てを訴えようとする演技力も大したもんだ。
この映画に使われている曲全てがとても好み。

こんな映画大好き!
無感情・無表情のキャラクター達しか出てこず、物語もヘビーなのに劇中はなんどもフフっ笑ってしまい、ラストまで観たあとの多幸感たるや。。独特なテンポ感・色彩感・音楽の使い方は唯一無二のカウリスマキ作品印。ラストのあの展開も許せてしまうのはカウリスマキマジック。犬もかわいい
ドキドキハラハラもありつつ、みんな優しくって、見終わったあとには温かい気持ちが残った。お部屋の壁紙も、マルシェの看板も、マルセルのカーネーションも…色味がとっても素敵だったなぁ🌹
一人旅

一人旅の感想・評価

4.0
TSUTAYA発掘良品よりレンタル。アキ・カウリスマキ監督作。フランスの田舎町を舞台に、不法移民の難民の子を匿う老人と、その妻のお話。カウリスマキ独特の無表情の人間が多数登場。基本、人が笑顔を見せるシーンがほとんどない。にも関わらず、観終わった後なんだかホッと温かい気持ちになれるのがこの映画の魅力。老人の親心?や妻への愛が奇跡を起こす。

このレビューはネタバレを含みます

本作もまた監督好みの中流以下の市井の人々の物語である。今回も主人公のマルセルは靴磨きを生業として妻アルレッティを愛し慎ましく生きている。そこへ突如アフリカからの違法入国者少年イドリッサが現れる。

カウリスマキの他の作品同様、主人公に逡巡という「いとま」がない。目の前に困る者があれば迷わず助け、衣食住を与え、今回もイドリッサの母がロンドンにいると知るや密航の金額が高額であれば慈善コンサートを開き迷わずその金を充ててしまう。

今回モネ警視の心に何が作用したのかはわからないながら、そんな国の法律や決まりごとがどうあれ、自身が感じるところの正義に迷いのないマルセルには思いも寄らない奇跡が集まってくることだけがわかる。

押し付けがましくなくそれを観る側に伝えてしまうカウリスマキ作品はやはり素晴らしい。
kuu

kuuの感想・評価

5.0
カーネーション+ばら+桜◎



アキ・カウリスマキ監督作品

港町三部作もあるらしい…
"Bon Voyage!" 赤と青が彩る人情味あふれるお話です💕
小雨

小雨の感想・評価

3.3
ひねくれているから心温まるやさしいお話はそんなに好きじゃないのと、やっぱりカウリスマキ作品はいまひとつ好みからは離れてしまう。
こういう世界があったらいいなあ。

カウリスマキがここまでの社会派の作品をつくらないといけない、というか、そうさせた社会にため息が出る。いや、これまでの作品もそうなのだが、これまで以上に。
特典映像のインタビューのなかで、「現実があまりにも悲観的だから、ハッピーエンドの作品しか撮らない」と監督が語っていたと話されていて、納得。

イヴリーヌ・ディディ(パン屋のおばさん)との再会!(『ラ・ヴィ・ド・ボエーム』のミミ役)
エリナ・サロもやっぱり素敵!

このレビューはネタバレを含みます

“心を磨けば奇跡が起きる”のキャッチフレーズの通り、ル・アーヴルの港町でささやかに靴磨きして暮らすマルセルがアフリカからロンドンの母に会いに不法密航してきた少年を隠し通して母の元へ送り届けるハートウォーミングストーリー。カウリスマキ監督の作風はどれも好き、日本人の耳にも心地よいビート歌謡を途中に挿入しながら心温かい人びとの連帯が毎回気持ち良くさせてくれる。靴磨きのマルセルは言うに及ばず、「あの人は子供だから」と心配かけまいと自分の病状を隠す妻、近所の雑貨食料品店のおかみさん、果物屋のおやじさん、飲み屋のおかみさんさん、皆んないい人たちに囲まれて善意の匿いしてることを知った警視もとうとう追求止めて加担する。ウクライナ侵攻しているプーチンに見せてやりなさい。
anna

annaの感想・評価

4.1
人の良心が、赤と黄と青に映え、美しく描かれている作品。
一方で、移民について考えるきっかけにもなった。
やっぱりアキカウリスマキはいいなぁ。
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