ル・アーヴルの靴みがきの作品情報・感想・評価

「ル・アーヴルの靴みがき」に投稿された感想・評価

nao

naoの感想・評価

4.5
マルセルみたいな人間になりたい、、。アキ・カウリスマキがつくる人間はいい意味で皆んな冷淡でいいな。
mimicot

mimicotの感想・評価

4.2
アキ.カウリスマキ監督の、人情溢れる人々とアフリカから逃れてきた少年の物語。

こんなに眼差しに心を奪われた作品は初めて。少年の瞳を見ると優しい気持ちが湧き上がってくる。次第に変わっていく目の表情にも魅了されっぱなしでした。

フランスの港町ル.アーヴルで、靴磨きをして暮らす老人が、移民のアフリカ人の少年と出会い匿います。人情深い周りの人達の、少年を助ける温かい繋がりや、視線を交わすだけで通じ合う関係が素晴らしかった。

移民問題を扱いながらも深刻さは感じられない。社会の問題をリアルに描くことだけが大切なのではなく、辛い人々が希望を持てるような、こんな作品が観たかった。また、優しく描いたその奥にメッセージが潜んでいることも素晴らしいと思う。

夫婦愛、役者が醸し出す独特な空気感、色彩、音楽どれも美しくお見事。カンヌ映画祭パルムドッグ賞を貰った監督の犬🐕ライカがとても可愛い❤️

心温まるいい作品でした。
監督の目線がいつも泣けちゃう
自分はこんな風に人の為に
なにかできるだろうか…

ライカはおりこうさん
えそそ

えそその感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

こんなにいい意味で予想を裏切ってくれる映画があるあっただろうか、、、

いい奴しか出てこない
無表情のクスッとコメディがよい

ああ優しい〜〜
よ

よの感想・評価

3.8
独特のゆるさ(ぬるさ)がある映画だなと思った観ていたが、ラストの展開でこれは現実性、社会性、政治性を捨て切らない「おとぎ話」 だったんだとハッキリ理解した。そのバランス感覚が絶妙。小さな連帯と隣人愛こそが希望であると声高にでなく主張する、どこまでも人間の善意を信じた作品。美術面でも、あれだけ青や赤を印象的に配置しながらいやらしくならないのが不思議で素晴らしい。
動的なカットが多くて新鮮だった。カウリスマキ作品の中でもトップレベルの人の温かさだった。

カウリスマキ映画と音楽は切り離せないけど、リトルボブの演奏が長くて笑った。
青

青の感想・評価

5.0
難民問題という深刻なテーマと矛盾するかのような風景 人々の会話・表情 音楽等が非常に心地よいと感じた。
ワンカットワンシーン、素朴で質素な印象を受けたと同時に上品で厳かな雰囲気も味わえて不思議な感覚だった。

アキ・カウリスマキ、ジム・ジャームッシュ、素敵です
sanjuro

sanjuroの感想・評価

-
冷めた体を暖めてくれる暖かいスープのような映画だった。チョイ役のジャン=ピエール・レオの存在感がすごい。
本作と『パラダイスの夕暮れ』を見て思ったけど、カウリスマキは『カサブランカ』が好きなんだろうな。
本作の撮影に使われたカメラは『ファニーとアレクサンデル』の撮影で使われたものと同じらしい。
犬のライカがとてもかわいい。
桜の咲く季節にピッタリの映画。
ねまき

ねまきの感想・評価

5.0
とても素敵な考え方の監督なのだと思った。希望の表し方の丁寧さ。
こういう青が本当に好きだから、この作品を見つけられて良かった。
Rainbow30

Rainbow30の感想・評価

4.0
アキ・カウリスマキ監督作品の中でも、素晴らしい作品であった。

人の温かさ、難民問題、夫婦の在り方なども上手く盛り込んだ傑作。

カメラも上手くて、例えば、警察が主人公マルクスの家に家宅捜査に入った時に「窓があいている場面で、少年は逃げたんだな」と思わせるような描写が、見事。
描き過ぎずに物語を紡いだ感じ。

また、ロック歌手の男(ロベルト)と喧嘩別れしていた女(ミミ)の再会場面での「光(ライト)の使い方」が素晴らしい。

主人公マルクスと刑事の関係は、名作『カサブランカ』のようであり、これまた「粋」であった。

マルクスの「いろんな仕事があるが、靴みがきと羊飼いがいちばん人に近いんだ」という名セリフも心に残った。

内容の濃さを持った見事な映画である。
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