モスマンは実在する

ファイヤー・イン・ザ・スカイ/未知からの生還のモスマンは実在するのレビュー・感想・評価

3.5
実話ベースのものであるため事実そのままの地味さが目立つが、「友人がUFOに誘拐された」と言っても信じてもらえず田舎町で居場所が奪われていく不快さは他作品では感じられないものだった。UFOそのものよりも、信頼を失って社会から追い詰められていく社会的な嫌さ…。あと、手術シーンがなかなか怖い。

失踪事件直後、なぜこんなことになったのか…の事情聴取から話が始まる。

まず、森から山火事のような広範囲にわたる真っ赤な光が見え、それが気になり…というくだりの不穏感が良い。

一瞬映るミニチュア撮影のUFO外観

55:22
唐突に「こんなとこに寿司はないよなあ〜」とか言ってる日本人っぽい記者

頭の悪い田舎者

日本人的な姑息な気色悪さ

57:28
宗教画のステンドグラスを背後に潔白を証明

UFO内の美術がH.R.ギーガーとも異なる黒々と粘ついた様子なのが良い。人の衣類品が大量に散乱しているのも良い。