モスマンは実在するさんの映画レビュー・感想・評価

モスマンは実在する

モスマンは実在する

パッション(2004年製作の映画)

5.0

全てのキリスト教徒が観るべき映画だし、クリスマスにどういう意味があるのか知りたい人は絶対観た方がいい映画。罪の贖いは血でなされた…!人格に問題はあるけど、ここまでやったメル・ギブソンは偉い。公平な司法>>続きを読む

暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ(1973年製作の映画)

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陰謀が明かされるまで話を引き延ばしすぎて、かなりダレてる。軍の襲撃かと思いきや、まさかのただの演習だったのは口あんぐり。金かけすぎ…贅沢な映画体験ではある。

スフィア(1998年製作の映画)

3.5

こんだけ壮大な話ながら、理詰めでいった結果こじんまりしたオチに辿り着く…。たしかに、理屈上辻褄は合う。が、それ以上のものがないのが残念…。小説だともっと面白く感じられるのだろうか。

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.5

人形が歩いてきて、そして真横から襲われるところが良い。人形の進み具合に対して歩幅がゆっくりなところもまた気味悪い。

舞台上でエスパーが猛烈な殺意を感知するシーンの盛り上がり!

スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

4.5

前作から10年後の設定ということで、その間を埋めるための説明パートが怠くなってしまうのは仕方がない。

主人公が主人公であることの重荷から解放されたい話でもある。ここをもう少し掘り下げてくれれば『シン
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スクリーム3(2000年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

こんなに観ていてモヤモヤさせられる映画が他にあるだろうか。というのも、本作の根幹に「魔界都市ハリウッドで食い物にされ弄ばれた女性の悲劇」というものがある一方、本作のプロデューサーはハーヴェイ・ワインス>>続きを読む

スクリーム2(1997年製作の映画)

4.6

「映画の2作目は、前作で映画の設定を描き切ってお約束をこなした分、丹念なドラマが描きやすく傑作が生まれやすい」みたいなことを三宅隆太が言ってたけど、本作はその好例。演劇の舞台を通して自身を癒そうとする>>続きを読む

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

4.2

「中世の拷問では足から焼いていたみたいですよ」が笑える。映画のお約束だけが一人歩きしているような高度なアート作品。渋い茶屋で、黒沢清和尚が淹れてくれたお茶を一対一で飲むハードな映画体験……

蛇の道(2024年製作の映画)

4.0

オリジナル版ではビデオの終盤で光に包まれた窓を映すが、こちらでは地面の謎の白い布?を映す。オリジナル版は光による神秘体験とも似たUFO的匂いがあっていいが、こちらの「観客を訳のわからないものに凝視され>>続きを読む

スクリーム(1996年製作の映画)

4.9

皆が学校の必修教科でホラー映画を学んでいるのかってくらい、語彙がホラー映画の世界線。真犯人が分かった後、なぜか再びマスクの男が現れて犯人を惨殺し去っていったら5点だった。ホラー映画の論理だけが一人歩き>>続きを読む

二・二六事件 脱出(1962年製作の映画)

4.0

総理秘書官を三國連太郎が演じる。総理大臣が数日間押し入れに隠れている間、トイレはどうしていたのかと気になって仕方がない…

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

4.5

突然、ラジオ収録ブースのガラスにスタッフの女が張り付くシーンなど、不条理な事が突然起きる怖さ!しゃっくりの描写はかなり良い

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

換骨奪胎とはこのことか!水木しげるワールド、そして反戦のメッセージをうまく物語に落とし込んでて良い。

てっきり、鬼太郎はゲゲ郎と妻の子ではなく、黒幕に孕まされてできた子供なのではないかと思ってしまっ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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地獄めぐりは過程が大事で、オチはまあ分かりきっている。アリアスター版『田園に死す』

Chime(2024年製作の映画)

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UFOが出てくるかと期待に胸を膨らませてみたところ、少しUFO的な匂いはあるが出現までは至らなかった。本作は高度な試みを積み重ねたホラー映画であり、あくまで直感的・感覚的に怖さを感じられるような通常の>>続きを読む

火まつり(1985年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

スピリチュアル映画の傑作。熊野一族7人殺害事件に至るまでの犯人の精神変容の過程(わかりにくいが)が丁寧に描かれている。殺戮の直前、下校中の子供達が「UFOを見た」と口々にはしゃぐのは、主人公の犯行と無>>続きを読む

チャイルド44 森に消えた子供たち(2015年製作の映画)

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ソ連の政治体制の恐ろしさの前には流石のチカチーロも霞んでしまう。作り手の狙いがどこにあるのか分からない尺の稼ぎ方をしているので、冒頭は良いもののダレてしまう

JSA(2000年製作の映画)

3.9

無理やり悲しいオチにしてくるのはなんなんだ…

226(1989年製作の映画)

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磯部浅一の熱血ぶりは側から見てる分には筋が通ってて、結局ヤバい主張を実行しているわけだからヤバい人間になるしか無い。急に我に帰っちゃう人は熱意が足りない訳であって。お前ら、それ相応のリスクを背負ってや>>続きを読む

悪霊島(1981年製作の映画)

5.0

岩下志麻!!!!!冒頭、画面に一番最初に映る角川春樹にホッコリ。発狂岩下志麻ポイント高めの映画であることは間違いない。

ビートルズは確かにくどい。だけど、一回きりの夏休み、一回きりの青春を思い出させ
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柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

5.0

観客の感情を物語の勢いに乗せてしまえば、あとは何をやっても大丈夫。歴史上の人物が急にぶっ殺されても……。これは凄い。

「ケモノは隠れても匂いでわかりまするゾ‼️」

この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

4.5

北一輝みたいな名前の人が出てきて笑えた。もともと精神科医を目指していた岩下志麻、ここでも異常心理演技が冴え渡ってて良い。

ただ、「また持病の発作になったんでしょ」などなど説明台詞が多く、鼻につく。狂
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(2023年製作の映画)

5.0

「北野武が頑張ってるポイント加点」が自分のなかでは多いかもしれないが、フツーに面白かった。草履を懐で温めるエピソードもう一回やろうとするの最高〜

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

5.0

「トットちゃんはいい子だからね〜」と言われるところで号泣。トットちゃんが理屈にとらわれない自由な思考をバーッと喋るシーンはさながら今敏『パプリカ』だけども、つきつめれば無意識の世界がそのまんま表出しち>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.9

出てくる人が面白すぎる。芥正彦が「オレは日本国民じゃないけどさ」みたいなことシレッと言ってくるの最高。

三島由紀夫も、自分の中の理屈の辻褄を無理やり合わせようとして自決したんだろうな。思想と行動が一
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ジャケット(2005年製作の映画)

5.0

中盤まで全くヒロインも何も出てこない精神病棟モノ!!精神病院好きとして、かなりのリアリティに脱帽。殺伐としたなかでキーラ・ナイトレイの家に上がり込んでいい感じの空気になるところも、なんかエッチな予感だ>>続きを読む

うみべの女の子(2021年製作の映画)

4.1

原作は高校生のときに読んだものの「中学生ってこんなにエッチするもんなの??」と当時疑問に思った記憶がある。まあ田舎の若者はエッチ以外することない点は共感。高校生当時、ワールド・エンド・ガールフレンドを>>続きを読む

スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

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妙に冗長な感じもフィリップ・K・ディックの原作に忠実であるがゆえなのだろう。だけども映画として観た時イマイチな印象を受ける…映画なりの面白さの引き出し方は無かったのか?お話の欠点を映像面で盛り上げるた>>続きを読む

アビエイター(2004年製作の映画)

4.0

ソコロUFO事件の際、再現イラストに描かれたUFOの表面には、ハワード・ヒューズの会社のマークに似た模様が描かれていた…

食べようとしていた料理の皿が乱されてしまって食事が食べれなくなる。ただ、これ
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バイス(2018年製作の映画)

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こんなテキトーな説明の仕方もありなのか!こんな政治映画を作って評価されるアメリカの民度の高さ…?

ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(2009年製作の映画)

3.9

太宰治映画化作品のなかではかなりいい。脚本・田中陽造なのは大きそう。

広末涼子は精神不安定な女性役がハマってて、これは発見だった。広末涼子は妙に演技くさい芝居をする様子が元々あまり好きではなかった。
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I am ICHIHASHI 逮捕されるまで(2013年製作の映画)

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2007年に起きたリンゼイ・アン・ホーカー殺害事件の市橋達也容疑者を描いた映画。きちんと唇を自分でハサミで切り取るところも写っていて(唇の皮膚にハサミで切り込みが入るところまで写ってる!見てて痛い!!>>続きを読む

戒厳令(1973年製作の映画)

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北一輝ってリストカットしてたんだっけ…??ATG映画だからなのか、奇抜な画角の映像ばかりで、そして台詞も思わせぶりなものばかり。うーん、北一輝というヤバい人物はもっと面白く描けたのでは。

キリストを
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プライド 運命の瞬間(1998年製作の映画)

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発狂した大川周明を完コピする石橋蓮二!東條英機の頭を叩くときの指のまとまり具合も良い。「これは茶番劇だ…!」。ただ、映画として終盤なんだか心象風景に閉じこもっていくので面白くはない

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

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えっちした後に食べるうどん、生卵をかけて食べるそのドロッとした触感の捉え方がいい…!

丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる(1989年製作の映画)

5.0

「蘇我さ〜ん…蘇我さ〜ん…」と、自身の先祖の霊が自分を呼んでくるシーンの恐ろしさ。山を背景に空中を浮く人物のビジュアルが恐ろしい…。冒頭の丹羽哲郎によるナレーションも訳わからないながらも迫力がある(ス>>続きを読む