すぎもry

最後の人のすぎもryのレビュー・感想・評価

最後の人(1924年製作の映画)
5.0
映画ってこんなに面白いのか!?って自分の中で感じた革命的な一作。必見!!

とにかく凄い!!!!
なによりサイレント映画なのに字幕が一切入らない。ムルナウは音声に一切頼らず、映像だけで見せる。役者の顔、動き、カメラワークだけで全てを語る。その心意気にとっても感動したし、かつ圧倒された。

映画が他の芸術とどこが異なってて、映画には何ができるのかを追求している姿勢がひしひしと伝わってきた。

この映画は自分のドアマンの仕事にプライドを持っていたおじいさんの転落ストーリー。映像効果も重なり、見ているこちらも切なさで溢れる。

万が一見る人がいるかもしれないから結末は言わないけど、ムルナウは本当に優しい。おじいさんに用意されたエピローグに涙してしまった。映画を観て泣いたのは、2001年宇宙の旅、iー新聞記者ドキュメント、これで3回目だ。

主人公のおじいさんの演技もとんでもない。見るしかない!!!
すぎもry

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