最後の人の作品情報・感想・評価

「最後の人」に投稿された感想・評価

途中まではカメラが回転してんだかよくわかんないようなエキセントリックな映像使いで見てて面白いのに、最後であのオチは拍子抜けだ
堊

堊の感想・評価

4.2
すごい。
カバンが天空へ向かっていく衝撃と物哀しさ。
横移動がカッコよすぎる。
制服パクるときだけ爆速なのがツボ
TSUBASA

TSUBASAの感想・評価

3.9
【言葉はいらない】83点
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監督:F.W.ムルナウ
製作国:ドイツ
ジャンル:ドラマ
収録時間:72分
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ムルナウ監督の作品は初めて。メリエス、グリフィスやラングなどと肩を並べる映画史黎明期の名監督であると思われます。パッケージ的に気になっていた今作ですがやっと鑑賞出来ました。中々面白い。しかし、このストーリーを現代の技術で再現すると、恐らくこの映画の中の人たちのように嘲笑されることでしょう。この時代だからこそ、そして徹底した表現主義を貫いたからこそ生まれた名作であるのだと思います。

ベルリンの豪華なホテルで働いていたとある老人は、自身の姿を誇らしく思い、そのまま家に帰ることを何よりもの幸福としていた。ところがホテル側は、彼は年老いているということでポーターを辞めさせるのだが。。

現代の目線からはっきり言うとくだらない話であり、トイレ掃除に左遷された老人が後々周りの人に嘲笑されてしまうという話です。何故そんなに見栄を張ってしまったのだろう。など様々なことを考えてしまいますが、将軍のような服をきて闊歩するということは、当時のドイツでは名誉的なことだったのかもしれません。そう考えればこの老人の絶望も納得でして、死に値するような仕打ちを受けたのでしょう。

それよりも今作は撮り方が巧いということで評価される作品だと思いました。なんとこの作品、全編ほぼ字幕なしなんです。サイレント映画といえど、ところどころに字幕は出てくるのですが今作はほぼ出てこない。しかし、登場人物の動作、表情がくっきりと映されているため最早説明不要なのです。これぞ表現主義というのか。感心させられました。特に隣に住む女性が老人を嘲笑するような表情を映す時や、トイレ掃除をしているのを発見してしまった女性の表情を映した時などはかなり印象的でした。言葉はいらない。映像の表現で全てを伝えれるのだ。というムルナウの絶対的な自信も窺えてしまいます。

おまけのようなプラスアルファのエンディングは賛否両論あるものの、そこに至るまでに関してはなかなかの良作。迫真の演技をするエミール・ヤニングスに注目ですね。
pika

pikaの感想・評価

5.0
なんじゃこりゃぁ!!スーパー最高の映画!
サイレント且つ中間字幕なしであるのに、ガッシガシに感情を揺さぶって涙をも滲ませてしまうこの表現力!
最新技術を駆使しながらも技術の見本市にはならず、それによって観客を映画の世界へと誘う効果をこの上なく発揮している素晴らし過ぎるドイツ表現主義!

ドシドシと闊歩する図体とそれに似つかわしくないほどの愛嬌で魅了するエミール・ヤニングスの演技が極上で、老人の末路を描いた人生ドラマを俯瞰で見られれば寓話的なものとして受け止められたというのに、表現主義の演出が見事過ぎてヤニングスの主観へと同調してしまって、そっからドンドン落ちに落ちて行く展開はまるで自分のことなのではないかと、「人生」というものの哀愁や無情なほどの虚無を感じて半泣き。。
過剰とも言える演技や演出表現がむしろ映画であるという醍醐味を味わえて魅力的。

ラストは隙を生じぬ二段構えの如く二重に美味しい最高の畳み掛けで大興奮!
リアリズムの極致とも言える展開も見事だし、映画の中に夢を見るという希望や想いなんかを反映させた展開も最高!!
反則技かも知れないけど、それでも、映画とは何か、総合芸術的な側面もあれば、人々の心に娯楽の喜びを与える側面もあるじゃないかと、こういう作品が存在していたことに心の底から感動した。表現は無限であり、可能性は底なしだ!!!!
感謝の大傑作!!
Shinchan

Shinchanの感想・評価

3.8
大学生の時に京都の日独会館でドイツ表現主義映画の上映会に通って見た。
無声・白黒・大型カメラの当時の映画としてはおよそ完璧な出来栄えに思えた。
エミール・ヤニングスの演技は「嘆きの天使」でもこの映画でも強い印象を残す。
主人公と同じ年代の身としてはラストはやっぱりハッピーエンドであってほしい。
そうですね。

淀川長治大先生に今回も全部ネタバレされましたね。
なんで、あの人あれでいてあんなに憎めない可愛らしさあるんだろ。
tjr

tjrの感想・評価

3.8
制服という誇りを剥ぎ取られた男の末路。良い年で管理職から子会社のヒラとなったような現代的世知辛さ。ザ・表現主義といった感じでムルナウの中ではそこまで好きな方ではないかも。
エレベータ、回転扉、集合住宅の夜から朝までをワンカットで映す、酔って目が回るシーンのリアルさ、迫り来る壁など印象的だが何よりエミール・ヤニングスの顔面が目に焼きつく。
KICCO

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3.5
最後がハッピーエンドであることが観るものをアンハッピーな気持ちにさせる。
直前の字幕のせいだろうか。老人は救われたとは思えない。
だか、そこがこの作品の面白さだと思う。
padd

paddの感想・評価

3.9
「現実にはあり得ないエピローグ」って劇中の字幕でも書かれてて、確かにご都合主義の極みみたいなラストだけどとても素敵な終わらせ方だなー。主演のエミール・ヤニングス素晴らしい。
無声映画なのに中間字幕がなく、ストーリーから登場人物の内面まで全てを役者の演技となめらかなカメラワークだけで見せる。ただ、あれだけ老人を追い込んでおいて、ラストをハッピーエンドにする必要性はあったのかなと思う。
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