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王様の耳はロバの耳のRIOのレビュー・感想・評価

王様の耳はロバの耳(1950年製作の映画)
4.2
カレル・ゼマンの動かす人形がとにかく可愛い 何となく目が明後日の方向で
誰も彼もがお腹が出ていて足が超短め
このチコチコした動きはずっと飽きない かといって滑らかな動きもあってセンスが抜群

艶々の大理石の床や川の水面に姿を映して全体的な空間を撮っている完璧なバランス

王様の意に反して音楽に大きな耳が動いちゃうのも可愛いらしい

小物が手作り風で直ぐに伸びる王様の髪を鋏で切るのにちゃんと切れてる
宮廷の料理人たちが晩餐会のご馳走を作る 包丁で肉がちゃんと切れてる どうやってんだろうか
豚みたいな人が豚を食べるというアイロニーも入りつつ✨ラストはよく意味が分からないけど 私はそれでもオッケーです🐦️
みんな生きているんじゃないかという感覚まで出てきた本当に可愛いかった

filmaのサムネは別の作品だと思います
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