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モンティ・パイソン/人生狂騒曲のauraのネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

子どもの頃見てこんなに面白くてお洒落なものがあるのかとおもった。
ギャラクシーソング、エリック・アイドルがかっこよすぎて半分恋に落ちた。(イギリス人、おじさん、映像の外ではもっとおじさん、これだけ面白いということは絶対恐ろしい人だろうな、の四段階で恋に落ちるのを防いだ)
魚の水槽の話でも腹を抱えて笑ったし、スパムソングもキリスト教をここまで美しくおちょくってくれたことでどれだけ心が解放されたかわからない。

というように絶賛していたのだが、あとでメンバーたちはかなり嫌っていると知った。カンヌの授賞式にテリー・ギリアムしか行かないほど。メンバーはそもそもこの頃かなり仲が荒れていたらしい。

それはつまり、楽しいから良いものができるわけじゃないし、本人が嫌っていても良いものはできることはある。
あと大人は人生を描いたくらいでは感動しないし、無邪気に良いことを言ってくれたりするわけではない。などなど色んなその後の人生で知っていくことを先に教えてくれた。

モンティ・パイソン愛してるよ。
でもモンティ・パイソンが好きならどんどん他に新しい面白いものを見つけるべきで、いつまでも昔の作品を観たり懐かしんだりしてはいけないですね。
なので、断片はちょこちょこ観たけど全部は15年近く観てない。
機会が整えばまた観たい。どんな気持ちになるんだろ。
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