のぞみ

13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティののぞみのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます


しあわせな気持ちになれる作品が観たくて鑑賞しました。
予想以上のしあわせをもらえた。

13歳のころは、13歳なりに悩みがあるし、大人がうらやましくもみえる。
ただ、30歳になってみると13歳のころからやり直したくもなる。
結局はないものねだりで、ただ時間だけが一定の速度でながれていく。

ジェナがマットを拒絶し、得た人生はジェナの個性や長所をこわしていた。
魔法でもなんでも、あのまま30歳を迎えていたこうなるよという未来を知れてよかった。

体は30歳、心は13歳。
話が合うのは近所のティーンエイジャー。
パジャマパーティーで披露する恋バナ、歌って踊ってたのしそうなジェナがすてき。

いつだって、自分に正直に生きていたい。
大人になっていくといろんなものを失ったり、我慢したりするけれど、だいじなものだけは見失いたくない。
目の前のしあわせを見失わないためにも現実を認めていくことや失敗から学ぶこと、人生をがんばっていきたくなるパワーをもらえた。

ラストのクローゼットのなかから階段を駆け上がり、扉から結婚したふたりがでてきたのとてもすてきすぎる。すき。
マドンナのCrazy For Youすきなのでそこもうれしかった。


愛は戦場。
ラズル色の舌。


「だれだってこころの底では恋しいとおもってるはずよ。過去に置いてきたしあわせを。時が経って気づくしあわせってあるから」

「わたしたちは若い、苦しいのは当たり前。わたしたちは強い。まちがってなんかいない」
のぞみ

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