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ブロンドの恋のRのレビュー・感想・評価

ブロンドの恋(1965年製作の映画)
4.0
視線を交わし合っただけで男の子をその気にさせてしまったり、好きな男の子の前で他の男の子にもらった指輪をお母さんにもらったものだと嘘ついちゃうAndulaが魅力たっぷりで危なかっしくて可愛いなと思った。
Andulaが好きな男の子の前でさりげないメンヘラアピールをしちゃうところや男の子の方も手相を見てあげるといって下心満載の占いをして引き止めようとしたり、1960年代のチェコ映画なのに現代日本のチープなモテテクがこの段階ですでに実践されてる!!って感じが面白かった。
一夜限りの関係に本気になってしまって彼の家にカバンひとつで飛んでいっちゃうAndulaの無鉄砲さも、結局思ったようにはいかなくても翌日にはけろっと友達に嘘をついて見栄をはっちゃう強さも愛おしい。
MildaとAndulaがベッドで交差して横たわっている構図が完璧すぎて美しかった。
このときのMildaの話すギターの例え、あまり意味が咀嚼できなかったけどなんとなく知的で素敵だなって思ってたのが、後からどんどんあらゆる女の子に使ってた決め台詞なんだろうなっていう気持ちになって素朴そうに見えて意外と侮れない男の子だった!
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