ディズニー作品でも知られるムーランの実写版中国作品です。
女性でありながら、病弱な父親の代わりに男装して戦場に向かい、勇敢に戦い抜いて勝利をおさめ将軍にまでのぼりつめた女傑で、戦いが終わったのちには大将軍の地位を辞退し、故郷に戻って親孝行をした花木蘭（ファン・ムーラン）が主人公の作品です。
ファン・ムーランの話は中国人ならみんなが知っているらしいですが、彼女が実在したのかどうかという記録は残っていないようです。
本作でファン・ムーランを演じたのは「レッド・クリフ」で孫尚香の役を演じたヴィッキー・チャオ。もともと中国の国民的アイドルだった女性ですので、ムーランをとても綺麗に演じていました。
ただ、男装して周りに気付かれないようにしていた割には、見た目があまりにも女性的過ぎました。さすがにこれではムーランが女性であることに誰も気付かなかったというのは無理があるなぁと断言できるレベルで女性でした（苦笑）
戦いのシーンも多く、最初から最後まで飽きることなく楽しめました。
作品制作の予算規模の問題からか、戦いが国同士の命運を分ける戦いというより小競り合いレベルに見えてしまったのは残念ですが、逆に戦いをリアルに感じることもできた点は良かったです。
アマゾンプライムで配信終了間近の作品ということでたまたま鑑賞しましたが、期待以上に楽しめる作品でした。
