“懐かし映画観直しシリーズ”です。
何はともあれ嶋田久作の魔人加藤のインパクトにつきます。夢に出てくるレベルなのです。
そして、原田美枝子の凛とした美しさと言ったら…こちらは夢に出て来て欲しいレベルですね。( ̄▽ ̄)
内容としては、憶えていたより群像劇の要素強めでした。勿論、魔人加藤が主役ではありますが、多数の著名な登場人物が色々な場所で同時進行に話を進めているうえに、時間の流れが早いので初見の人はついて行くの大変かもです。
それでも、頑張ってるアナログ駒撮りや独特なプリズム照明、特殊なカメラワークなど実相寺監督のオカルトSFワールドが楽しめます。
しかし、一番驚いたのがタイトルロールで真っ先に名前の出てくる勝新がちょっぴりしか出て来ない事です…大御所だからって…忖度が過ぎます。