naokitさんの映画レビュー・感想・評価

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アビゲイル クローズド・ワールド(2019年製作の映画)

2.3

今作も最近のロシア産SF・ファンタジー映画あるあるの通例通りに、精度の高いCG技術による飛行船や風景の美麗映像に反して、歯の浮くようなセリフ、チープな設定、わかりづらいストーリー展開となっています。>>続きを読む

フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

2.8

ストーリー展開としてはマリアンに振り回されるチョロい男ロビンという薄〜い内容ではありますが、アクションに極振りした思い切りの良さと豪華なセットや豪奢な衣装が印象的な今作…なかでも鉱山での馬を駆使したア>>続きを読む

守護教師(2018年製作の映画)

3.0

今作でも心優しき暴れん坊役がよく似合うマ・ドンソクですが、元ボクサー役だけあって脇腹に入れるフックが痛そうで…ワンパンでレバー破裂しそうな勢いなのです。

それにしても、韓国映画においてサイコパスのレ
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トリプル・スレット(2018年製作の映画)

2.3

いかにトニー・ジャーの肘膝やイコ・ウワイスの肘膝を同時に鑑賞出来るとは言え、この内容はチョット…セリフもことごとくチープでして。(´Д` )

その他のキャストも有名格闘系俳優のオンパレードなのにグダ
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秘密兵器リンペット(1963年製作の映画)

3.0

アメリカが第二次大戦に参戦した当時、人付き合いが苦手な魚好きの夢想家が、その想いの強さで魚に変身し海軍に協力してUボートをやっつける…ってな摩訶不思議なファンタジー作品。
ディズニーなどで見かける実写
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.2

世間からはピアノの天才と一括りに評価されてる人達でも、それぞれ悩みはあるし挫折やトラウマだってありますよ…ってな話です。
もちろん主人公のアヤに焦点を当てている映画なのでしょうがないのでしょうが、他の
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足ながおじさん(1955年製作の映画)

3.5

毎度毎度、軽やかな美しいステップで踊るフレッド・アステア観てるとボ〜っとしてしまいます。
そして、今作での相手役レスリー・キャロンはパワフリーなダンスが印象的なのです。

原作は有名な児童文学なのです
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

3.7

やはり、ロボはいい…映画版クレしんで何度か観た後半の巨大ロボ対決には萌えるものがあります。
そして、今作での主人公“2人のヒロシ”の一方もまたロボなのです…男気溢れるアクションと、なんとも哀愁漂う展開
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ボディカメラ(2020年製作の映画)

2.8

昨今アメリカで警察官による過剰防衛が問題視されていますが、そんな警察官が付けているボディカメラに映った映像が発端のクライムサスペンスとホラーが合体した展開…なにかどっちつかずな印象が強く、悪者もすぐわ>>続きを読む

アンダーウォーター(2020年製作の映画)

3.2

深海パニックといい、イカした潜水スーツといい、まるで「ザ・デプス」を彷彿する展開…出てくる敵は全然違うんですけどね。

とにかく、始まるやいなや間髪入れずにド派手なアクシデントが連続して襲いかかってく
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クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(2010年製作の映画)

3.1

今作ではギャグの炸裂具合が何かこう…下品さが無いというか、遠慮がちというか、こじんまりとした印象です。

未来のカスカベ防衛隊メンバーのやさぐれ具合がいい感じなのですが、さらに上行くのがヒロシとミサエ
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クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!(2013年製作の映画)

3.6

やはり今作での一番の見所は、カスカベ防衛隊の解散危機…お腹空いただけで鉄の結束が危うくなるなんて、さすが幼稚園児チョロい!(≧∇≦)
それでもすぐに仲直りして、幼児とは思えない身体能力を発揮し神がかっ
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華やかな魔女たち(1967年製作の映画)

3.0

イタリア映画の巨匠達による短編オムニバス…このシュールさが巨匠たる所以なのですかな?

シルバァーナ・マンガーノの美しさと衣装の豪華さが作品のクオリティを維持している一因ですが、舞台となる60年代イタ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦(2011年製作の映画)

3.7

今作はいつもとは違うテイストのポスターからイカしてます…そして、いつもは振り回す側のしんちゃんが、今作では珍しくヒロインのレモンちゃんに手の上で転がされ引っ張り回されてるのが新鮮なのです。

とにかく
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.0

「男はつらいよ」はある意味人生のバイブルかと…そんな作品の総集編的な位置付けの今作、色々なシーンに心ふるえます。
そんな中でもあの名シーン“メロン騒動”は、かれこれ10回ちかく観ているにも関わらず今回
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マザー!(2017年製作の映画)

3.3

何が怖いって、ファンの称賛に喜び得意になり、何をやられても赦しを与え続け、妻からの愛だけは手離さないハビエル・バルデム演じる夫が最期に笑ったところ…トラウマ級の笑顔、神様って怖いですな〜。^_^;>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.2

鋼の意志を持ち世界を巻き込みながらも突き進む大人になれなかった男と、最悪のトラウマから必死に立ち上がる少年とその周りに寄り添っていてくれる優しい人達のコントラストが美しい…
そして、他キャラクターへの
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

今作では二転三転するストーリーが印象的ですが、やはり密室系のミステリーってワクワクします…騙されたい、驚かされたいって気持ちがハードル高くしてしまいがちですが、テンポ良い展開で最後まで楽しめました。>>続きを読む

ガス燈(1944年製作の映画)

3.3

今回初鑑賞…男女の恋愛物と思い込んで観たところ、ガッツりサスペンスだったのでビックリでした。
これがあるから前知識無しの鑑賞は止められませんな〜。(^-^)

今作でのバーグマンは精神的に線の細いお嬢
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複製された男(2013年製作の映画)

3.1

静かに重く、淡々と進み、バックグラウンドには不安にさせられる音楽がずっと流れるドゥニ・ヴィルヌーヴ作品。その独特な雰囲気は抜群に好きなのですが、内容のムズさに愕然とするのです…暗喩だらけで、基本知識を>>続きを読む

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.7

久々鑑賞シリーズです…“皆殺しの歌”カッケー!

ストーリーとしては王道な展開ながらも各キャラクターが立ちまくったエンターテイメント性バツグンのウエスタンになってます。

いつも通り肝の座ったジョン・
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ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

3.0

なまじ悪意なく無意識のうちに子供達を傷つけているってのがタチ悪い…たっぷりな愛情も束縛の強い歪んだカタチになると大変ですな〜ってな実話ベースの話なのです。
父親ほどの激しさはなくても、最期まで廃墟に住
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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」(2019年製作の映画)

3.9

やはり、真っ直ぐな狡嚙はカッケーです。こんなに美味しいキャラクター遊ばせとく訳にはいかないですよね…巧く3期に合流出来て良かったのです。

そして、“名前のない怪物”でのシメはシビれます。
観終わった
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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」(2019年製作の映画)

3.8

征陸のとっつぁんがホトホト渋い…得てして、仕事出来て責任感強くてのめり込んじゃう人って家族とミゾが出来やすいんですな〜ってな話です。

その後、宜野座に理解されてホント良かったのです…ちゃんとした人っ
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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」(2019年製作の映画)

3.7

みたかったSSをようやく鑑賞…短編ながらそれぞれサブキャラ的な扱いの人物をフューチャーして丁寧に描いてるのが好印象です。

今作では、今まではイマイチ捉えどころがなく冷やかな印象の監視官の霜月美佳に情
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タグ(2018年製作の映画)

3.0

実話ベースらしいのですが、なんとも優雅な遊び方…“鬼ごっこ”を大人になっても続けると、知恵も資金もあるからここまで徹底した事できるようになるんですね。
もちろん、映画にする時点で大袈裟になっているので
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白い恐怖(1945年製作の映画)

3.4

久々鑑賞シリーズです。

今作では強気な医師の役柄のバーグマン…仕事一鉄な人生を送ってきた後で恋愛にメロメロになるってステレオタイプな展開を巧く演じています。
そんなバーグマンをメロメロにするグレゴリ
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ロープ(1948年製作の映画)

3.3

久々鑑賞シリーズです。

アパートの一室だけで展開するワンシュチュエーションとワンカット風撮影で有名なヒッチコック作品…窓外の書き割りの風景が刻々と暮れていくのも印象的です。

人より優秀な事を証明す
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.7

フランスで大ヒットしたとは聞いていましたが、今までに日本の漫画をメタメタにした海外映画を観てきたので不安を抱きながら観たところ、普通にアクション・コメディとしてオモロかったのでビックリ…完全にシティハ>>続きを読む

シティーハンター 愛と宿命のマグナム(1989年製作の映画)

2.8

フランスで実写版が大ヒットしたらしく、それを観る前に復習を兼ねて久しぶりにアニメ版を鑑賞してみたところ…何が恐ろしいって、オープニングから始終“モッコリ、モッコリ”言い続けてます。なかでもサエコが言う>>続きを読む

ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)

3.2

難民としての大変さを描く映画は何作か鑑賞した覚えがありますが、チェスの技量で滞在許可を勝ち取る少年の話…国籍取得まで出来ないのがリアルです。
最近では多く見かける実話ベースのストーリーなので、エンドロ
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情婦(1957年製作の映画)

3.8

久々鑑賞シリーズ
名匠ビリー・ワイルダーの名作…クリスティー原作とはつゆ知れず。ずいぶん前に観た時はまったく気づきませんで。

当時の大スターであるタイロン・パワーとマレーネ・ディートリッヒを中心に進
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

3.2

麻薬取締局員達を翻弄する正体不明の麻薬王“イ先生”…組織の構成員達にも素性を隠しているので、バイオレンスシーンだけでなく謎解き要素も加わった構成になっているのでお得感あります。

今作では出演陣の気合
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汝のウサギを知れ(1972年製作の映画)

3.0

日本未公開のデ・パルマ監督メジャー第1作である今作、邦題は「汝のウサギを知れ」だそうです。
不思議展開のブラックコメディなのですが、撮影技法はスプリット画面やら俯瞰移動撮影などのっけからデ・パルマイズ
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ヘルボーイ(2019年製作の映画)

3.1

確かにデル・トロ版と比べるとストーリーはとっ散らかってる印象拭えませんが、それはそれコレはコレって事で…

今作ではアクションとグロが特化していて、いくらド突かれてぶっ飛んでも平気なヘルボーイのタフネ
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砂の器(1974年製作の映画)

4.0

久々鑑賞シリーズ…言わずと知れた日本映画の名作です。

ハンセン病患者への差別という難しいテーマに絡む殺人事件ながら、原作者の松本清張をも唸らせた程の脚本、どっしり重圧な演出、日本の四季を切り取った美
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