帝都物語の作品情報・感想・評価

「帝都物語」に投稿された感想・評価

mikioart

mikioartの感想・評価

3.2
80年代の魔力に惹かれて鑑賞。古き良きSFXの式神やら鬼やら、大好きな要素のてんこ盛り。孔雀王や里見八犬伝を思い出しました。

いろんな登場人物が出てくるので、インディペンデンスデイ的な盛り上がりを期待。ところが話は盛り上がりに欠け、テンポがとにかく悪い。

小説はえらい面白そうな気がするのでいつか読みたいな。

このまま帝都大戦観ます。
瀬崎

瀬崎の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

加藤のビジュアルに心踊らない中学生はいないと思っていたあの頃から十数年が経ち、初めて最後まで見たのではないだろうか?加藤が来たぞーーー!!!がクライマックスであとは何だかよくわからない。石田純一はいい男ですね。煮え切らないし最後の方まで特になにもしないしそんな自分を卑下して見せたりするクズさもなんか石田純一がやるとそれっぽくていい。佐野史郎が刺されるところは笑ってしまったし、死んだかと思ってたら生きてるし、しかも逃げるように退場していくのもおまえは何だったの?と意味不明で笑う。嶋田久作のトラウマ級オカルティックビジュアルと勝新の圧倒的存在感と原田美枝子の美しさが味わえるだけでもオーケー。昭和オカルトとはエロスのことでもあり、さらにそのへんをファンタジックにやれるのが実相寺昭雄なんだなあ〜これ見たら姑獲鳥の夏を見直したくなりました。
ishi912

ishi912の感想・評価

3.6
当時はみんな小説読んだり結構な盛り上がりだったんだが、久々にみると眠い。確かクリーチャーのデザインがギーガーなんだよね
MiYA

MiYAの感想・評価

3.3
原作は未読。歴史上の実在の人物が絡む堂々たる伝奇ドラマ。なにせ幸田露伴や寺田寅彦が悪霊(?)と戦うのだからたまらない。荒俣宏が山田風太郎のファンなのは知ってましたが、これは山風オマージュに思えてならない。俳優もひたすら豪華ですが、嶋田久作の怪演、若き原田三枝子の美しさが印象に残ります。

実相時昭雄監督の独特の映像センスと作品世界もマッチしています。陰陽師ブームを先取りしたようなオカルト設定は興味深いですが、ストーリーや設定の説明不足感は否めません(そもそも加藤って何者?)。特撮もかなりチープで、クリーチャーの動きはハリーハウゼンをほうふつとさせる(笑)
Frauヌコ

Frauヌコの感想・評価

2.8
原作未読。荒俣宏氏原作の実写化。

当時見たポスターのインパクトが未だ忘れられず、時を経てやっと鑑賞。

舞台は帝都・東京。陰陽師・安倍晴明の子孫である軍人、加藤が東京を守護する平将門の霊を蘇らせ、帝都壊滅を画策。そのため将門の血を引く辰宮家を始めとする関係者達を巻き込み、明治・大正・昭和の3時代にかけての壮絶な闘いを描いた作品。

元々原作は長編で、本作はいくつかのシリーズを合わせて映像化したもの。
やはりと言いますか、長編ゆえ2時間ちょいで纏めるのには無理があり過ぎ…と思っていたら続編が製作されたのでかなりマシ?
本作だけに絞ると判りづらい。流れは把握したような、それより登場人物其々の関係性が掴みにくく余計に混乱。

主人公である加藤を嶋田久作さんが演じてます。
原作者の荒俣氏が太鼓判押すほどの怪演で、これだけでも観る価値あるのではないでしょうか。妖しい表情と雰囲気に引き込まれ「魔人加藤」と呼ばれるに相応しい演技は、彼が登場するだけで画面が支配されます。共演者陣も勝新太郎さんや大滝秀治さん、宍戸錠さんに平幹二朗さんと西村晃さん、寺田農さん等と豪華面子。
ここ最近鑑賞している邦画での寺田さん遭遇率が…100パーセントやんけ。。。
そして佐野史郎さんと石田純一さんが出演してます。石田さんが結構重要な役柄で、かつてトレンディドラマの常連のイメージがあっただけに、本作の身体を張った演技は初見でしたが…意外な一面を垣間見た気分。

セットや特殊効果がチープ感漂う反面、帝都・東京の街並みは緻密な作りでタイムスリップしたかのよう。
縁日の模様は当時の出し物も再現しており、見ていて愉しませてもらいました。
式神を召喚する様子も凝っていて、一枚の紙をコマ撮りしながら式神へと変化させてます。動きはぎこちないけれど1分間のシーンを1秒間に24コマ、いやはや脱帽モン。
クライマックスが近づくにつれ、状況がカオス化。例えるならごった煮状態。
そのカオスっぷりと嶋田さんを始めとする、演者の皆さんの個性溢れる演技のぶつかり合いを堪能したい方は、是非。
私は本作をリアルタイムで観た者ではないのですが、自分が産まれた年に公開されたという意味で(昭和63年)なんとなくその時代特有のバブル崩壊前の気配というか、終末観が結構好きで決して駄作だとは思っていない。

こういう大正時代〜昭和初期のレトロな世界観+サイバーパンクな造形は凄い良く出来てるし、そこはさすがに実相寺昭雄監督だと思う。たしかにお話はブツ切れで説明不足な印象はあるけど。アングラ映画作家の林海象が脚本を担当しているところがまた凄い。キャストも豪華だがスタッフの意気込みも尋常ではない。

作り手の熱意が空回りして破綻した超大作という意味では「天国の門」や「ギャング・オブ・ニューヨーク」にも通じるかも知れない。若干チープなところも含めてどこか可愛げなSFアクションだった。「ドーマンセーマン」っていつ聞いても変な響きだな。
Meg

Megの感想・評価

3.0
観なおすと、俳優陣のあくが強くて集中出来ない&映画だけだと話がよくわからない。原作必須。
俳優とセットは豪華
嶋田久作はやっぱりオンリーワンの役者ですね
ヒルコ

ヒルコの感想・評価

2.6
久しぶりに見たら面白かったって言う。80年代にありがちなショボいところ、チープなところも確かにあるけれど、それ以上に、娯楽性がきちんとあって、見てて楽しかったです。やっぱり嶋田久作はすごかった。

このレビューはネタバレを含みます

1988年。原作は1985年から発表された荒俣宏の小説デビュー作。林海象脚本。伝奇オカルトバトル。大正時代、東京の破壊を企て平将門の怨霊を蘇らせようとする魔人加藤保憲の暗躍を描く。加藤を演じる嶋田久作はドイツ表現主義映画に出てくるような禍々しい風貌で、この映画のルックを決定づける。正義の側に立つ登場人物たちのどろどろした昏い事情が終盤突然暴露されるので、相対的に加藤が清々しい努力の人に見えてくる。式神の造形と動きが秀逸。闇夜に映えるドーリア式建築の柱の間から、あり得ないほど大きな月がのぞく場面が美しい。
>|