帝都物語の作品情報・感想・評価

「帝都物語」に投稿された感想・評価

ヒルコ

ヒルコの感想・評価

2.6
久しぶりに見たら面白かったって言う。80年代にありがちなショボいところ、チープなところも確かにあるけれど、それ以上に、娯楽性がきちんとあって、見てて楽しかったです。やっぱり嶋田久作はすごかった。

このレビューはネタバレを含みます

1988年。原作は1985年から発表された荒俣宏の小説デビュー作。林海象脚本。伝奇オカルトバトル。大正時代、東京の破壊を企て平将門の怨霊を蘇らせようとする魔人加藤保憲の暗躍を描く。加藤を演じる嶋田久作はドイツ表現主義映画に出てくるような禍々しい風貌で、この映画のルックを決定づける。正義の側に立つ登場人物たちのどろどろした昏い事情が終盤突然暴露されるので、相対的に加藤が清々しい努力の人に見えてくる。式神の造形と動きが秀逸。闇夜に映えるドーリア式建築の柱の間から、あり得ないほど大きな月がのぞく場面が美しい。
foodunited

foodunitedの感想・評価

2.0
当時ものすごく流行って(というより仕掛けが成功した感じか)、漫画やらがその他メディアも沢山作られた記憶。高橋葉介先生版もあったはず。ギーガーデザインの護法童子が記憶に残る。だけど、実際劇場で見たらおったまげた…
Netflixで見つけたので早速鑑賞。
駄作と傑作を往き来する作品というのはどうしても熱狂的に好きになってしまう。
本作はもうそんな愛でるような作品。
欠点は愛おしく、良いところはとてつもなくカッコイイ。

まず出演者が異常。
嶋田久作が主演。加藤保憲を演じるために生まれてきた男。もはや言わずもがな。

そして、勝新太郎、大滝秀治、平幹二朗、高橋幸治に寺田農、峰岸徹、西村晃、若きイケイケの石田純一、佐野史郎、他にももう錚々たるメンツ。

映像もSFXを駆使した(古い)ものは苦笑気味ではあるが、基本的にワンカットワンカット見応えがある。
明治、大正、昭和に渡る都市の造形、関東大震災のシーン。ギーガーによるクリーチャーデザインは楽しいし。

一方でストーリーについてはツッコミどころと言うべきか…ほぼほぼ会話が成り立ってないし、ほぼすべての人物が具体的に何かをやり遂げたり成り立たせたりしない。驚異的なほど、出来事に対してこの人たちは何もできないまま事態が解決したりする。
全体的に何が起こっているのか本当にわからない。ストーリーだけを追えば全く理解不能。
何より突出しているのが切迫感に満ちた俳優の演技と裏腹にアクションのショボさ。
加藤保憲も含む、登場人物の大半がカッコつけまくるが大抵すぐ、やられる。
次のシーンではその言及もなく復活してたりとやりたい放題。

それでもなんだか。
見惚れてしまう怪作。
ash

ashの感想・評価

3.9
当時原作にもはまり、これ劇場で観たなぁ。ウルトラセブンとかの特撮モノでやたら印象的な回が実相寺監督の演出回であり、それが好きな事に気付かされたのもこの作品きっかけだったか。話はぶつ切りですが、それも含めてなんか、群像劇っぽくてありかな、と
何が起こってんのかはマジでわかんないけど、いろんなもんがごた混ぜになったカオスな魅力はあり卍
chamax

chamaxの感想・評価

4.5
原作未読で数年前に鑑賞。
大人になってから見て本当に良かった、多感な時期に見ていたら中二病が数年長引くところだった。最高にかっこいい。
デートするなら物足りないデートは嫌です👫💖

デート物足りん👫 デイト物足りん👫
テイト物足りん👫 テイト物かりん👫
テイト物かたり👫 テイト物がたり👫

だから「帝都物語」
レビューしなきゃイケません!(´;ω;`)

ど……何処の誰ですか!?
加藤に嶋田久作をキャスティングした人は?
この配役をした人は天才です!!
個人的にはヒースレジャーのジョーカー、
ロンパールマンのヘルボーイを超越した
スーパーナイスなキャスティングです💖


【映画の総評です】
帝都物語の加藤さんとデートしたいのですが
彼は無口みたいだから間が持たない気がします
…だから私が率先的にリードするつもりです💖

加藤さんはデートの時スーツ着てるのかな👔?
プレゼントとかしてくれるのかな🎁?
手を繋いだり観覧車に乗ったりするのかな🎡?
私が動物園に行きたいと言ったら
加藤さんは連れて行ってくれるのかな🐬?

想像するだけで怖いです!!(´;ω;`)
この映画を楽しむには歳を食いすぎた気がしますね。本筋よりもクリーチャーのキモさとか、当時の東京の描かれ方とか、西村真琴とか細かいところに目がいきがちでした。そこはとても楽しめましたね。本を読んでればわかるんですが、映画からの人は話がわかりにくいんじゃないかと心配になります。登場人物が多いので関係が複雑になるんですが、ひとりひとり丁寧に描いてるわけでもないので薄まってしまい誰が誰だかわかんなくなりそうです。
帝都東京を滅ぼすべく現れた魔人加藤保憲の魅力たるや、例えばダークナイトのジョーカーや時計じかけのオレンジのアレックスなどに勝るかはわからないが劣ってもいないと私は思う。
映画自体は何が起こっているかわからない、という最大の難点を置いておけば、クリーチャーのデザインがHRギーガーという素晴らしいことに加え、悪に魅了されるヒロインという展開や、少女崇拝の気、豪華キャストのオンパレード、平幹二朗かっこいい、勝新の帝都崩壊を静かにみつめる顔、明治大正昭和という時代たちの風俗、熱気、そしてフィクションとノンフィクションの融合、など見所は多い。
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