課長とヒロシ

帝都物語の課長とヒロシのレビュー・感想・評価

帝都物語(1988年製作の映画)
3.4
ヒロシ(以下ヒ):荒俣宏さんの小説デビュー作にして大ベストセラーになった作品の映画化。「風水」や「陰陽師」を始めて取り入れた世界観や、敵である「魔人加藤」の設定は後世に多くのフォロワーを生み出しました

課長(以下課):荻野真の「孔雀王」(1985年)や藤川桂介の「宇宙皇子」(1984年)と共に宗教オカルトブームを巻き起こした作品のひとつだな。映画版は加藤を演じた嶋田久作のフォルムがキョーレツで、ストIIのベガとか、後のキャラクター設定に影響を与えたものも多いぞ

ヒ:監督は名匠、実相寺昭雄さんです

課:ウルトラマンの変身シーンで間違ってスプーン持たせたり、ウルトラセブンとメトロン星人を「ちゃぶ台」に座らせたりと、ウルトラシリーズではシュールな演出が伝説になったが、本作は割と大人しめに作ってるな

ヒ:まあ、お話自体がキテレツですからねー(笑)

課:學天則のくだりなんか、かなり超展開だからなー。原作小説の1巻〜4巻を映画化してるから、端折ってるのはしょーがないが、もうちょい腹落ちできたら良かったな

ヒ:まあ、石田純一さんの主人公役も原田美枝子さんのヒロイン役も「ちょい弱」ですし、嶋田久作さんが全部持ってっちゃった感じですねー(笑)

課:そうだなー。、、、、余談だが桂文枝師匠!「新婚さんいらっしゃい」勇退ということでお疲れ様でした!本作でもご活躍という事で、改めて拝聴させていただき、感服いたしました!

ヒ:、、、、え?もしかして目的そこ?(笑笑)

ストーリー 3
キャラクター4
世界観   4
映像・演出 3
音楽    3
怨霊さんいらっしゃ〜い!度99
課長とヒロシ

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