ヒロシ(以下ヒ)：いやー、これはホントにレジェンドな1作だと思いますねー。アマプラもよくぞ配信してくれました！
課長(以下課)：押井守氏の初映画監督作品は前作の『オンリー・ユー』だが、前任者が降板した作品を、公開五ヶ月前に引き受けたってのもあってテレビ版の延長みたいな作品しか作れなかったので、本作でその反動が出た感じだな。
ヒ：あまりの作家性の高さに原作者の高橋留美子さんからは「いちばん嫌い」「これは押井さんのうる星やつら」とまで言われたのが逆に凄いですよね。
課：原作のある作品で、原作者から嫉妬されるほど個性を出すってのはクレイジーだ！
ヒ：笑笑 最近は良く見かけるようになったタイムリープものですが、1984年の当時にここまで詳細に作り込まれると、いろいろ考察が出まくるのもわかります！
課：まあそんなストーリーテリングに加えて、エッシャーみたいなサイケデリックな映像や構図、作画のクオリティを犠牲にしてもアテレコまでに映像を完成させることで実現した声優や音楽と映像とのフィット感など、まさに細部にまで押井節が詰まった傑作だ！
ヒ：はいはい！日本アニメ史に燦然と輝く、押井守監督のマスターピースをぜひご堪能ください～！
ストーリー 4
キャラクター5
世界観 5
演出・映像 5
音楽 5
第三帝国はヤバくない？度99
