カーター・ワン　シー・キエン　クリフ・ロクと絶妙に豪華なメンバーが揃ったカンフー映画

最強の戦士シー・キエンを追って町にやって来たカーター・ワンが町長の陰謀やらに色々巻き込まれるおはなし

武侠モノぽい雰囲気だけど登場人物がそこまで多くは無いのでかなり分かりやすくて良かった
ストーリーが色んな方向に展開していくけども意味不明な勢い重視の映画にはなってないのが素晴らしい
武侠モノはやたら超展開する作品が多いので警戒していたけど杞憂でした

まぁ後半からカーター・ワンの影が薄くなるのが残念だったり
ラスボスの天外四魔が唐突に登場するので貫禄があまり無かったりするけども

ストーリー、カンフー共にクオリティ高いので観ましょう

77年の作品

ストーリーはいきなり出てくる師匠とかには困惑したものの中々ヒネリが効いていて面白かった(人によっては後出しジャンケンじゃんっていうかもしれないけどw
で、本作一番の見所は燃えよドラゴンのハンでお馴染みの石堅の堂々たる演技
個人的には燃えよドラゴンの彼より本作の彼の方が好き
とてもキリッ！としていて年齢を感じさせない名演だと思う
カンフーもスタントを極力使わず中々頑張っていたのではないかと思う

カンフーは一番の見所の剣術は微妙だったものの白打は中々のモノ
特に黄加達のカンフーはスピードも中々で見応えはあった
でも77年ならもう少し頑張れたかな？と思ったりも(古龍とか

個人的にはそこそこ面白かったけどこの手の作品が好きな人以外にはあんまり勧められないかなぁ
ラストの説教部屋行きエンドには笑った