セッセエリボー

ポゼッションのセッセエリボーのレビュー・感想・評価

ポゼッション(1981年製作の映画)
4.9
めっっちゃくちゃおもしろかった。真理が女だとしたらこんな感じじゃないだろうか。騒がしすぎる古井由吉。
急ぎ過ぎな気がするカメラの動きと人がぜんぜんいない町の眺めは『アングスト』によく似ている。ドイツで狂うとこんな風になるんだな。

「男なんてみんな同じ。言うことがちょっと違う。あるいは体つきが。男はそれで自分だけが他の男と違うと思いたがるけど、そんなのはヴァージョンのちょっとした違いであって何ら特別ではありません」
おっしゃる通りでございます…