真夜中

天使の宿り木の真夜中のネタバレレビュー・内容・結末

天使の宿り木(2004年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

印象的な邦題と監督・キャストに惹かれたのですが、なんとも地味な作品でした。元締めの金を盗んで殺された友人の息子を匿うことになった娼婦の逃避行。そこに追う・追われるといったサスペンスはなく、噛み合わなかった二人の間に淡い恋が芽生えてゆく過程を中心に描かれています。映像はお洒落だしヴァネッサも(ちょっと老けたとはいえ)可愛い。映像的にはかなり満足できたものの大きな展開のない起伏に乏しいストーリーのせいでちょっと退屈に感じられました。監督はパトリス・ルコント作品の脚本を手がけている人ですが、名作「橋の上の娘」ほどの味わい深さは感じられませんでした。
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