初ホセ・ルイス・ゲリン☆
なんとも実験的な作品。
セリフなし。
提示されるのは…
1930年11月8日、トゥイ湖でパリの弁護士フルーリが謎の死を遂げた、ということ。
彼が死の数ヶ月前に撮影したボロボロガサガサの家族映画をリマスタして、上映するというのだ。
古い映像や写真とカラーな現代。
それを何度か行き来することで、あぁ…この人は今はもういないのだなと感じたり。
モノクロで音声は無く、軽快なピアノ音楽が流れる画面の向こうでは、楽しそうな家族の日常。
そこから現代へ。
突然の"音"に驚く。
森の緑、湖の青に驚く。
今は誰もいない屋敷。
しかしそこには写真や家具が遺されている。
人がいなくとも、太陽も月も出て、屋敷に絶え間無く変化をもたらす。
そしてまた古い映像へ。
ワンピースでボブカットの美人とおじさん。
彼等の視線を中心に。
こちらを見て、お互いを見て…
現代に戻り、いざ湖へ。
霧、森、羊。
ぐいぐいメイドを口説くおじさんにドン引きw
………と。
なんとも感想に困る作品でした(笑)
これこそ考えるな感じろ、なのかな?
光と影と音に拘ったという監督。
映画というものへのオマージュを詰め込んだらしい。
意味不明でも、これは劇場で観たら何か違うモノを得られたかもしれないなぁ~
今は亡き人々。
そう認識して画面で動く人々を眺めるって、ちょっと脳内変換が必要だった。
あかねちゃんセレクト作品☆
流石、イイもの持ってる(*´ω`*)