ソフィー

愛する人のソフィーのネタバレレビュー・内容・結末

愛する人(2009年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

原題:Mother and Child

母と娘の物語ですが、主人公のカレン(アネット・ベニング)とエリザベス(ナオミ・ワッツ)親子だけではなくこの映画に出てくる全ての母子がテーマになっています。カレンは14歳で出産し母親の反対で娘を養子に出した後37年間音信不通で常に心に不安を抱えています。施設で働きながら母親の看病をする毎日。母親と自分、自分と娘、娘と。。。

そしてヘルパーさんと娘、お腹の子を養子に出そうとしている黒人の女の子、どうしても子供が欲しい不妊症の女性とそのまたお母さん。それぞれの立場に立ってみるとみんな必死なんです。子供を産む以上男性が必要なわけですがこの映画では男性はそれ以上あまり重要ではないです。パコ以外は。

何よりも母親って大事だなって思いました。あんなに赤ちゃん欲しがってた不妊症の女性も泣き止まない赤ちゃんに自分の世界を奪われると泣き言をいって自分の母親に叱咤激励されるけどそうやって母は強くなっていくんだよね。
女性の映画だと思うけど、カレンの人生を変えたのは間違いなくパコだと思う。最後いつものアネット・ベニングの輝く笑顔を見られてとても幸せな気持ちになった。ありがとう、パコ。
ソフィー

ソフィー