赤ちゃんパンダ

風林火山の赤ちゃんパンダのレビュー・感想・評価

風林火山(1969年製作の映画)
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“休憩”がある映画、すっごい久しぶりに観たな〜。

全編を通して日本の四季の自然や花々が美しい。姫の着てる着物もきれいなものがたくさん。何度も出てくるにぎり飯がおいしそう。この時代の白飯はきっとご馳走だったんだろうなあ。

戦国時代にも歴史ドラマにも興味がないけれど、ほんとうにこんな感じだったのでは?と思うし、もはや史実的に正しいかどうかはおいておいても、画がめちゃくちゃそれっぽい。そして安っぽいところがひとつもない。馬、何頭くらい使っているんだろう…戦のシーンの画づくりが、日本史の資料集で見た絵巻物そのものという感じ。

そして坊っちゃん恰幅がいいというか…ごはんたらふく食べそう。そしてめちゃくちゃ寵愛を受けてそう。戦はあんまり強くなさそうだけどw

最後の目に槍がぶっ刺さるシーンからは見応えがある。
三船敏郎にしかできない演技!という感じがする。
終わり方はかっこいいけど、こんな人がいっぱい死んだ歴史があるところを、旅行なりで訪れて、何も知らずに「ほんとうにいい景色ねぇ。自然がいっぱいで」とか言ってるのもなんだかな、と思うし、こんなに数多の人間が死ぬような戦をした戦国大名を、歴史上の好きな人物とか尊敬する人物に挙げる人の気がしれないなぁ…と思う。
でも小さい頃から食べてるから信玄餅はすき。。

生首刺した棒いっぱい出てくる。
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